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優勝候補の大阪ガス、16年ぶりのミキハウス、ドラフト指名2投手を擁する三菱重工West、55回出場のパナソニック、ソフトバンク4位指名がいるNTT西日本。都市対抗野球大会チーム紹介(近畿代表)
野球好きコラム by 大島 和人今大会最多55回出場のパナソニックは第4代表
第92回都市対抗野球大会が、11月28日に開幕する。今回は近畿代表の5チームを取り上げる。
近畿2次予選は通算61度の出場を誇る日本生命、7回連続出場中で前回大会はベスト4入りした日本新薬が敗れる波乱の展開だった。一方でそのような強豪の所属選手が、補強で他チームに加わっている。
◆大阪ガス(大阪市/4年連続27回目)近畿第1代表
第1代表トーナメントの4試合をすんなり勝ち上がって東京ドーム行きを決めている。夏の日本選手権を制しており、優勝候補の筆頭格だろう。
先発は河野佳、秋山遼太郎の2枚看板だ。河野は広陵高校から入社して2年目の本格派右腕。140キロ台後半の速球とカットボールが武器で、制球力も兼ね備えている。夏の日本選手権は最高殊勲選手賞に輝いた。
秋山は技巧派左腕で、身長も168センチと小柄。少し変則的なスリークォーターのフォームと「切れ」「技」が特徴だ。2次予選は15イニングに登板し、防御率0.60と好投している。大阪ガスは他にも阪本大樹、緒方悠、温水賀一といった実績豊富な右腕が揃う。補強選手では日本生命の好左腕・高橋拓巳も加わっている。
野手陣も人材が豊富で、4番ライトの末包昇大は広島東洋カープの6位指名を受けたスラッガー。予選の4試合はチーム最多の5打点を上げている。加えて日本生命から捕手・古川昌平、外野手・上西主起と社会人球界の“レジェンド級”も補強されている。3年前の都市対抗優勝時も大阪ガスに補強で呼ばれていた2人だ。
新人も台頭している。吉澤一翔は大阪桐蔭高校、早稲田大学と名門育ちの内野手。今大会は8番ファーストで起用され、打率.417と結果を出した。九州産業大学出身の児玉亮涼も大学ジャパン経験のあるショートストップで、165センチの小兵だが守備で魅せられる。
3年前の優勝時は新人・小深田大翔(東北楽天ゴールデンイーグルス)、2年目・近本光司(阪神タイガース)が大活躍を見せた。今回もそのような新星のブレイクが見られるかもしれない。
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