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ア・リーグMVPの大谷翔平
大方の予想通り、エンジェルスの大谷翔平が2021年シーズンのアメリカン・リーグMVPに輝いた。日本人選手としては2001年のイチロー以来、2人目の快挙であり、エンジェルスの選手としては4人目、そして、MLB史上19例目となる1位票満票での受賞となった。
『MLB.com』では、大谷のシーズンMVP受賞が発表された現地18日に「オオタニのMVPシーズンにおける15のとんでもない事実」と題した記事を掲載し、二刀流スターが2021年に成し遂げた驚愕の事実を伝えている。ここに、そのうちの幾つかを紹介しよう。
「オオタニはシーズン最初の先発登板となった4月4日の試合で、ホワイトソックス相手に1回表の投球で100マイルを計測すると、1回裏にボール初速115.2マイル(185キロ)、推定飛距離451フィート(137m)のホームランをかっ飛ばした。スタットキャストが導入された2015年以降、彼は同じ試合で110マイル以上の打球初速と、100マイル以上の投球を記録した史上初の選手となった」。
「打球初速といえば、2021年シーズン開幕当初、投手による最高打球初速は、マディソン・バムガーナーが2017年の開幕日に記録した112.5マイル(181キロ)の本塁打だったが、9月初旬には、そのリストのトップ5は全てオオタニが占めていた。そして、それは彼が投球した試合のみの記録である」。
「オオタニは2021年に複数回、MLBの本塁打でトップに立った状況で先発登板したが、これはベーブ・ルースが1921年6月13日に達成して以来のこと」。
「シーズン20本塁打、20盗塁、20登板を達成したのは、今季のオオタニがMLB史上初。20登板、20盗塁を果たした選手で、彼の次に最も多くの本塁打を放ったのは、1887年のボブ・カラザーズで8本。繰り返しになるが、単純に比較の対象が存在しない」。
「シーズン30本塁打、30奪三振でさえ史上初の快挙なのに、今季のオオタニは46本塁打、156奪三振を記録している」。
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