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野球 コラム 2021年11月1日

打線が繋がり土壇場で踏みとどまったアストロズ、エースの登板で決めたいブレーブス。ワールドシリーズ第6戦展望

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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また、アトランタは第5戦でミンターが打たれたとはいえ、ルーク・ジャクソン、タイラー・マツェック、そしてクローザーのウィル・スミスは温存しているため、フリードがロースコアのままある程度深いイニングまで投げて試合を作ることができれば、勝算は十分に見込める。つまり、勝負を決めたい第6戦は先発のフリードが最大の鍵となる。

これに対し、アストロズは引き続き負ければ敗退となるエリミネーションゲームを戦うことになるとはいえ、第5戦ではようやく打線に繋がりが出始めた。

それに加え、第4戦で「8番・投手」で先発し単打を打ったザック・グリンキーが、この試合では代打出場で安打を放つなど(MLB.comによると、ポストシーズンでの投手による代打出場での安打は、1923年以来の快挙とのこと)、シリーズ全体の流れはチームとして上昇気流を捉えたヒューストン側に傾いていると言える。

中3日で第6戦に先発登板する左腕のルイス・ガルシアは、投手戦となった第3戦で先発し、3回2/3を投げて1失点と、ダメージを最小限に抑えるも、与四球4と制球に苦労しており、第6戦ではその辺の修正が不可欠となる。

登板間隔を鑑みると、ガルシアは第3戦同様、長いイニングの登板とはならない可能性が高く、ブレーブス打線としては、このシリーズで完全に攻略し切れていない相手のブルペンへバトンが渡る前、つまりはガルシアがマウンドにいる序盤にある程度点を取っておきたいところだ。逆に、アストロズはガルシアが踏ん張れば、試合の流れを引き寄せることができるだろう。

なお、『MLB.com』によると、これまでベスト・オブ・セブン(4戦先勝)で行われたポストシーズンのシリーズで、1勝3敗と追い込まれたチームは、今回のアストロズを除くと90チームあり、「そのうち第5戦で勝利して生き延びたのは、約半分の46チームで、さらにそのうちの43%にあたる20チームが、第6戦も勝利して、勝者総取りの第7戦を強いている」とのこと。

ちなみに、MLBのポストシーズンで1勝3敗から逆転でシリーズを制覇したチームは14となっている。つまり、1勝3敗から2連勝で星を五分に戻して第7戦に臨んだ20チームのうち、丁度7割に当たる14チームはそのシリーズを制しているのである。

アトランタは、第7戦にポストシーズンで出色のパフォーマンスを見せているアンダーソンが先発投手として控えているとは言え、次の第6戦を落とすと、一気に不利な方の3割に入ってしまうのである。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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