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野球 コラム 2021年10月26日

【横浜好き】牧秀悟、21世紀初の「新人3割打者」が確実「週刊ベイスターズいいとこどり」10月19日~24日号

野球好きコラム by 大久保泰伸
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先発したロメロは打球を右足に受けるアクシデントがありながら、7回1失点の好投で5勝目。8回から登板した山崎が2四球で招いたピンチを伊勢が切り抜けてホールドを記録。最終回は三嶋一輝が1失点したが後続を抑え、9月30日以来となるセーブを記録した。

秋晴れのデーゲームで行われた第2戦は、投打で『漢字一文字』の苗字の選手がヒーローとなった。左肘手術から復帰後、3試合目の先発となった東克樹が8回無失点と圧巻の投球で792日ぶりとなる勝利投手となった。打たれたヒットは初回の1本のみ。2回から8回は全て三者凡退と文句のつけようがない復活劇だった。9回には今季限りで引退する武藤祐太が高松渡を空振り三振に打ち取り、その後はシャッケルフォードが連続奪三振で試合を締めくくった。

打のヒーローは牧で、タイムリー2本を含む4打数4安打と大当たり。打率は.308まで上がり、歴代で12人目、2リーグ制以降では1998年の高橋由伸(巨人)以来8人目、21世紀では初となる「新人3割打者」がほぼ確実となった。牧の後を打つ楠本が2本のタイムリー二塁打を放って3打点。森が今季5度目となるマルチ安打を記録し、スタメン出場した高卒3年目の益子京右がプロ初安打をマークした。

最下位をめぐる争いに連勝し、両チームの勝敗はともに54勝71敗で同率5位に並んだ。引き分け数の関係で、残り試合はベイスターズが2、中日は1試合を残すのみ。26日はベイスターズがヤクルト、中日は阪神と、優勝を争う2チームとの対戦となる。そして今季の最終戦は敵地での広島戦。

いろいろつらいことが多かった今シーズン、順位はともあれ、最後の最後まで、なんとか順位争いに一喜一憂できる喜びが残った。“頑張れ”って言葉はこれ以上言いたくない。ただ、少しでもいい形で、ゴールを目指そう。

◆先週のベイスターズ

12日(火)△ 4-4 巨人
13日(水)● 2-3 巨人
14日(木)◯ 4-2 中日
17日(日)◯ 5-0 中日

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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