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満塁本塁打祭りのレッドソックスが王手か、アストロズはベテラン右腕に託す。ア・リーグ チャンピオンシップシリーズ第4戦展望
MLBコラム by J SPORTS 編集部レッドソックスが第4戦で王手か?
かつて“満塁男”の異名を誇った野球選手がいたが、今のボストン・レッドソックスはさながら“満塁球団”である。
舞台をボストンのフェンウェイパークに移した行われたアストロズとのアメリカン・リーグ優勝決定シリーズ第3戦で、レッドソックスはまたしても序盤の満塁弾で一気に流れに乗り、12-3の大勝でシリーズを2勝1敗とリードすることに成功した。
今回の満塁弾の立役者はカイル・シュワーバーだったが、現地10月18日(日本時間19日)の第3戦では、シュワーバー以外にも、ともに敵地での第2戦で満塁弾をお見舞いしたJ.D・マルティネスとラファエル・デバースが今度はホームのファンの前で本塁打を放っており、ボストン打線はほとんどアンタッチャブルな状態になっている。
ちなみにレッドソックスは今季ポストシーズンで、これまでの8試合で20本塁打を記録しているが、これはポストシーズン8試合の本塁打数として、MLB史上最多タイ記録とのことだ。
『MLB.com』のサラ・ラングス記者が試合後に投稿した記事によると、今回のシュワーバーによる満塁弾により、「レッドソックスはMLB史上初めてポストシーズンの単一シリーズで3本の満塁本塁打を記録したチーム」になった。
また、「これまで(単一シーズンでの)ポストシーズン全体でも、3本の満塁本塁打を打ったのは1998年のブレーブスのみだったが、ボストンはそれを2試合のスパンでやってのけた」とのこと。
さらに、今季レギュラーシーズン全体で見ても、レッドソックスの満塁本塁打数は3本だったのだが、同記者は記事の中で、「ボストンはレギュラーシーズンと同じ本数の満塁本塁打をその年のポストシーズンに記録した7つ目のチーム」であると伝えた。
そして、「それらチームは何れも、ポストシーズンでその年のレギュラーシーズンを上回る数の満塁本塁打は打っていないが、2021年のレッドソックスはまだ終わっていない」としている。満塁球団の称号も、むべなるかな、と言ったところであろう。
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