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野球 コラム 2021年10月12日

【オリックス好き】竹村美緒「プロ野球中継リポーターの仕事」

野球好きコラム by 竹村 美緒
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一塁側の取材を終えたら三塁側へ移動。ビジターチームの取材です。これもチームによって取材スタイルが異なるため、各チームのルールに従って行います。取材・事前インタビュー・打合せ・リハーサルを終えると、あっという間に生放送の時間に。球場入りしてからの4時間というのは驚くほど早く過ぎていきます。

放送中は、これまで取材してきた内容や、速報の談話をリポート。ちなみに、皆さんがいつも耳にしているホームラン談話。私たちリポーターは試合中に選手たちと言葉を交わすことができないので、球団広報さんが選手からコメントを聞き出してくれています。

こうして伝達された談話や、これまで取材してきた内容を、試合展開をみながらリポートをしていくのですが、投手が投球モーションに入っている時や、2死のタイミングなどはできるだけ避け、プレーの実況の邪魔にならないように心掛けることも重要。リポート材料があっても、捨てる勇気も必要です。そのため、たくさん準備をしてきた取材内容も実際に中継で使うのはほんのわずか。それでも私は「100の準備があるからこそ出せる最高の1」があると信じています。

試合が終盤に近付くと、ヒーローインタビューの準備。8回裏あたりになると、リードしているチームからヒーロー選手の候補が告げられます。ヒーロー常連の選手もいれば、プロ野球人生で初めてのお立ち台という選手もいます。そのお立ち台で選手がどんな言葉を伝えたいのか、ファンがどんな言葉を待っているのか。選手とファンの思いをつなぐ大事な時間。
選手たちの弾む声、それに大きな拍手で応えるファン。このキャッチボールのお手伝いができた瞬間にこの上ない喜びを感じます。

今年はあと何度そんな瞬間に立ち会えるでしょうか。
もしかしたら、これまで以上の感動が待っているかもしれないと想像するとドキドキします。

文:竹村美緒

竹村 美緒

滋賀県出身。2014年からオリックス・バファローズの初代スタジアムリポーターとして4年間活動。 好きなスタジアムグルメは、京セラドームのチキンスティック。 現在は、「J SPORTS STUDIUM2022」オリックス・バファローズ主催試合で、リポーター・ヒーローインタビュアーを担当。

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