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日本選手で唯一のポストシーズン進出
レギュラーシーズン最終戦まで4チームが2枠を争う展開となったアメリカン・リーグのワイルドカードを巡る大接戦は、結局、ともにその最終戦の試合最終盤で勝利をものにしたヤンキースとレッドソックスが勝ち上がった。
菊池雄星がブルペンから勝負の行方を見守ったマリナーズ、そして最終戦でMLBトップタイの48号本塁打を放ったブラディミール・ゲレーロJr.を擁するブルージェイズのポストシーズン進出は成らなかった。
この結果、今季MLBでポストシーズン進出を果たした日本人選手は、レッドソックスの澤村拓一のみとなった。
ア・リーグ東地区のライバル対決となったワイルドカードゲームでは、ホーム、フェンウェイパークにてヤンキースを相手に痺れる展開で澤村にボールが手渡される可能性が決して低くないだけに、日本のファンとしては、ルーキーながらレッドソックスのブルペンで自らの立場を築いた右腕の活躍に期待したいところである。
『MLB.com』が掲載したこの試合のみどころを伝える記事によると、MLBでワイルドカードが導入されて以降、このライバル対決のポストシーズンでの戦績は以下のようになっているとのこと。
・直接対決の成績:ヤンキース12勝 - レッドソックス11勝
・得点:レッドソックス118 - ヤンキース112
・本塁打:レッドソックス31本 - ヤンキース29本
・奪三振:ヤンキース180 - レッドソックス175
・ポストシーズン進出回数:ヤンキース23回 - レッドソックス14回
・ア・リーグ制覇:ヤンキース7回 - レッドソックス4回
・ワールドシリーズ制覇:ヤンキース5回 - レッドソックス4回
こうして見ると、ポストシーズン進出とア・リーグ制覇の回数こそ、ヤンキースが多少水をあけているとはいえ、それ以外の数字はかなり拮抗しており、現地5日にボストンで開催される今年の一発勝負も、かなりの熱戦が期待できそうである。
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