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野球 コラム 2021年8月10日

大谷翔平vs.ゲレーロJr、MVP候補が直接対決

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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MVP争いの2人が直接対決

今季アメリカン・リーグのシーズンMVPを争う2人の直接対決に、俄然注目が集まっている。

目下、MVP最右翼と見られる大谷翔平だが、オールスターゲームでMVPを獲得したブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.もピタリと二刀流スターを追走しており、栄冠の行方は未だ定まっていない。

そんな折、現地火曜からエンジェルスとブルージェイズがアナハイムで直接対戦し、しかも現地8月12日木曜(日本時間13日金曜朝)に行われるシリーズ最終戦では、大谷がマウンドに上がる予定となっているのである。

『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者は、現地9日付で「オオタニとブラッドJr.が木曜にLAで直接対決」と題した記事を掲載。

その冒頭で、「木曜にエンジェルスタジアムで二刀流スターのショウヘイ・オオタニがマウンドにて、ブルージェイズ及びブラディミール・ゲレーロJr.と対戦することにより、アメリカン・リーグ最優秀選手賞のトップ候補者2人による対決が実現する」と伝えた。

その上で、「オオタニは今季歴史を作っており、打者としては106試合で打率.269/出塁率.362/長打率.653とし、メジャーリーグトップの37本塁打を放っており、さらに投手として16試合に先発し、86回を投げ。6勝1敗、防御率2.93、106奪三振という成績を残している」と、今季の二刀流スターのこれまでの成績を振り返った。

続けて、「ゲレーロは日曜に今季35号を放ち、出塁率と打点でリーグ首位に立っている」とライバルの成績について触れた上で、「エンジェルスのジョー・マドン監督は、オオタニがこの賞に向けて先頭を走っていると信じているが、エンジェルスは現在ア・リーグ西地区4位で、ワイルドカード争いの周辺部にいる」とし、「トロントもア・リーグ東地区4位だが、エンジェルスに5ゲーム差を付けて月曜の試合に臨む」と現状を再確認した。

記事によると、チームの成績とMVPの関係について、マドン監督は、「A・ロッド(アレックス・ロドリゲス)は最下位(2003年レンジャーズ)ながらMVPを勝ち取った前例もある。全ては意味論とバイアス次第」。

「でも、この男は史上初めてのことをやっている。彼は攻撃も投球も素晴らしい。どうやったらそれから目を背けられるんだい?彼こそ、野球界で最も優秀な選手であり続けてきた」と述べ、大谷によるMVP獲得の妥当性を説いたとのこと。

J SPORTS編集部

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