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野球 コラム 2021年7月26日

【ハイライト動画あり】侍ジャパン、最後の強化試合は完封リレー

野球好きコラム by 大島 和人
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田中、大野、栗林らが完封リレー

7月28日に予定されているドミニカ共和国戦に向けて、侍ジャパンの準備は万端だ。侍ジャパン強化試合「侍ジャパンvs.巨人」が、25日に宮城県の楽天生命パークで開催された。

日本の先発は今季から地元・東北楽天に復帰した田中将大。32歳ながらチーム最年長で、ノックアウトステージ初戦の先発が見込まれている。

打線は24日の楽天戦から3人が入れ替わり、2番に源田壮亮、6番に柳田悠岐、9番に梅野隆太郎が新たに入った。柳田は右脇腹痛からの復帰戦となっている。

日本は1回表、1番・山田哲人が中前安打を放つ。2番・源田は手堅くバントで送ると、相手の悪送球で無死1・3塁とチャンスが広げる。3番・吉田正尚はセカンドゴロ併殺に倒れたが、3塁走者が生還して1点を挙げた。

日本の先発・田中は球速こそ抑えめだったが、スライダー、スプリットでコースを丹念に突く。初回の巨人打線を内野ゴロ3本に抑えると、2回以降も万全の内容を見せた。3回二死まで巨人の1巡目を被安打1、無失点に封じている。

日本打線は6回表、巨人の2番手・平内龍太を捉える。無死から2番・源田、3番・吉田が連打で出塁。一死から5番・浅村栄斗がレフト線を破るタイムリー二塁打を放つと、6番・柳田もライト前タイムリー安打で続く。

さらに7番・菊池涼介はセーフティスクイズ成功。日本はこの回に3点を加えて、4-0とリードを広げた。日本は7回表にも無死から1番・山田が二塁打で出塁すると、2番・源田がバントで送り、3番・吉田がライト前にタイムリー安打。5-0と試合を決めた。

この巨人戦では山田、源田、吉田のトリオがマルチ安打を記録している。特に源田は3打数2安打に加えてバントを2つ決め、さらに持ち味の好守も見せる大活躍だった。

侍ジャパン強化試合 2021

【ハイライト】侍ジャパン vs.巨人

投手陣は24日の楽天戦と合わせて、11名全員が満遍なく起用された。巨人戦は2番手・伊藤大海が1回3分の1、3番手・大野雄大が2回を零封。7回以降に登板した岩崎優、平良海馬、栗林良吏はいずれも相手を三者凡退に抑えた。

6投手が9回を被安打2、四死球1に抑える万全の継投で巨人を零封している。平良海馬、栗林良吏は五輪本番でも「勝利の方程式」として期待されている。

◆試合結果

日本|1 0 0 0 0 3 1 0 0|5
巨人|0 0 0 0 0 0 0 0 0|0

巨人:直江大輔、平内龍太、田中豊樹、今村信貴、古川侑利、桜井俊貴-小林誠司、岸田行倫

日本:田中将大、伊藤大海、大野雄大、岩崎優、平良海馬、栗林良吏-梅野隆太郎、甲斐拓也

文:大島和人

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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