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野球 コラム 2021年7月13日

【横浜好き】歯がゆい1週間でも…。「週刊ベイスターズいいとこどり」7月6日~11日号

野球好きコラム by 大久保泰伸
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2番手のシャッケルフォードが1回1/3を無失点に抑え、砂田毅樹三上朋也がワンアウトずつを取る小刻みな継投で広島に得点を許さなかったが、エスコバーが長野久義に痛恨の一発を浴びた。

打撃陣は、桑原将志が先制の3ラン本塁打を含む3安打猛打賞の活躍。宮崎敏郎もマルチ安打を記録した。スタメン選手の1番から7番までの選手全てが安打を放ったが、得点は桑原の一発のみだった。

ロースコアの接戦となった中日との初戦は、国吉祐樹とのトレードで加入した有吉優樹が移籍後、初登板初先発。敗戦投手となったが、7回2死まで2失点と試合をつくり、三浦大輔監督に「後半戦は先発ローテ入りを考えたい」と合格点をもらった。

打撃陣は、佐野がこの日唯一の得点となるタイムリーを含む2安打で、オースティンを抜いてリーグ首位打者に浮上した。

9安打と塁上を賑わしながら2併殺など拙攻が目立った第2戦、得点は2安打を放ったソトの2ラン本塁打による2点のみに終わった。佐野は全てシングルヒットの3安打で打率トップをキープ。桑原、宮崎もマルチ安打を記録したが、代打も含めた7番以降の下位打線が無安打に終わった。

投手陣も無失点に抑えたのは4番手の三上のみで、ともに7月初登板の平田真吾石田健大は1失点ずつと結果を残すことができなかった。

終盤の追い上げで引き分け、同一カード3連敗を回避した3戦目は、佐野が、9回土壇場の同点タイムリーなど、3安打猛打賞と大当たり。オースティンと宮崎がともにタイムリーを含む2安打、牧修悟も6月10日以来となる12号本塁打など2安打、さらに2番・ショートで今季初スタメンの森敬斗も初回の犠打から2打席連続安打と活躍した。

投手陣は4番手として7月初登板となった伊勢大夢が1イニングを無失点。エスコバーが8回を締めた後、9回に登板した三嶋は1死満塁のピンチを招いたが、代打の木下拓哉を併殺打に打ち取って引き分けに持ち込んだ。

チームが軌道に乗り始めた6月から、7月はカード勝ち越しなし。先週もBクラスの2チームとの6連戦で1勝4敗2分。2ケタ安打を記録した2試合でいずれも敗れるなど投打が噛み合わない、なんとも歯がゆい1週間だった。


それでもスター候補の森が今季初の一軍で颯爽としたプレーを見せ、ファームでは2018年に11勝を挙げて新人王に輝いた東克樹が、トミージョン手術から688日ぶりに実戦登板して好投するなど、明るい話題も少なくない。

晴れた日が続くわけじゃない。それでも小さな幸せはある。いいとこばかりじゃないが、ペナントレースはまだまだ続く。

◆先週のベイスターズ

・06日(火)◯ 4-2 広島
・07日(水)△ 3-3 広島
・08日(木)● 3-5 広島
・09日(金)● 1-3 中日
・10日(土)● 2-6 中日
・11日(日)△ 5-5 中日

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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