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1回途中7失点も勝敗はつかず
ニューヨークでの“ショウ・タイム”第3幕は、予想外の展開が待っていた。
2日連続でニューヨークを沸かせたエンジェルスの大谷翔平は、現地6月30日(日本時間7月1日)に敵地ヤンキースタジアムで開催されたヤンキースとのシリーズ第3戦で満を持して先発マウンドに上がるも、制球に苦しみ、1回を投げ切ることができず、1回途中2安打5四死球7失点で降板となった。試合はエンジェルスが11-8で逆転勝利を収めたため、大谷は敗戦投手を免れた。
球審のコールに関しては、判定ミスに近い際どいジャッジはあったものの、大谷はこの試合で41球を投げ、ストライクはわずか20球に留まった。
現地局『CBSスポーツ』によると、試合前、ヤンキースのアーロン・ブーン監督は、投手・大谷への対策として、「彼に対しては、しっかりストライクゾーンをコントロールする必要がある。彼は幾つか四球を出すはずだ」とコメントしたとのことだが、正に相手指揮官の思惑通りの展開となってしまった。
記事では大谷の制球の問題について、「シーズン序盤はオオタニのネックとなっていた」とし、「最初に先発した4試合では、18回2/3を投げ、19人を歩かせていたが、その後は落ち着き、続いて先発した7試合は40回2/3を投げ、12人しか歩かせていなかった」とした。
その上で、「水曜の登板は後退であり、(危険を示す)赤旗だが、警鐘を鳴らすには早過ぎるだろう」と論じた。記事を投稿したマイク・アクシサ記者は続けて、「先発1試合では、傾向は構成されない」とし、「悪い日もある」と綴った。
さらに、「よい知らせ」として、「オオタニの速球は最速で99マイル(159.3キロ)に達し、平均は95マイル(152,9キロ)だったので、彼は健康に見えた」点を挙げた。
そして、乱調の原因として、「熱波がニューヨークを襲っており、カメラは彼がマウンドへ向かう前に、ダグアウトでエアコンの前に立っている姿を捉えていたので、もしかしたら彼は暑さが苦手なのかもしれない」との見解を示した。
J SPORTS 編集部
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