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野球 コラム 2021年6月20日

大谷翔平、67歳の指揮官が「わずか数回しか見たことがない」という22号本塁打

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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エンジェルスの大谷翔平は現地6月19日(日本時間20日)、本拠地エンジェルスタジアムでのタイガース戦に2番・指名打者で先発出場すると、前夜のマルチホーマーの興奮も醒めやらぬ第2打席に今季22号2ラン弾を放った。

試合は先発登板したパトリック・サンドバルの好投や、大谷と連夜のアベック弾を放ったジャレッド・ウォルシュの本塁打などで常に試合を優勢に進めたエンジェルスが8-3で勝利し、勝率を5割に戻した。

地元紙『オレンジカウンティレジスター』は、同日付で電子版に掲載した試合の速報記事で、ホセ・キンタナに代わって、先発ローテーション入りしているサンドバルがこの試合で好投したことから、同投手の投球に関する内容に焦点を当て、大谷の本塁打に関する記述は限定的となった(それだけ二刀流スターの活躍が、ルーティン化しているということであろう)。

それでも「オオタニは、アメリカン・リーグの本塁打で首位に立つブラディミール・ゲレーロJr.に1本差となる今季22号を、2017年以来の先発登板を果たしたベテラン右腕のウィリー・ペラルタより、逆方向へ放った」と伝えた。

さらに「これはオオタニにとって、ここ5試合で5本目のホームランであり、オオタニはシーズン50本のペースで打っている」と、その驚異的な本塁打の量産ペースについて触れた。

大谷翔平、トップと1本差に

一方、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者は、同日付で投稿した試合の速報記事の中で、大谷の22号2ランについて、「マドン監督は、オオタニの左翼方向へのボールの飛ばし方を信じることができず、同監督はこれまでメジャーであの様なホームランはわずか数回しか見たことがないと言及した」と伝えた。

マドン監督は試合後、「ああいうホームランはこれまでに3回見た。ツインズ時代のデビッド・オルティーズが打ったやつ、バーニー・ウィリアムズの打ったやつ、そして今夜目撃したやつだ。バットからボールが放たれる様や打音の大きさや、弾道などの全てが、強烈に引っ張る右打者の打球のようだった」。

「ああいうのは、並外れて力強くなければ打てないし、フィールドであれを直に観られるのは本当に素晴らしいね。今や、彼は全方向へ打てる危険な打者だ」と述べたとのこと。

追撃態勢を緩めない大谷の存在により、本塁打王争いは益々白熱した展開になりそうだ。

J SPORTS編集部

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