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野球 コラム 2021年6月12日

【ハイライト動画あり】慶應義塾大学、4番の一打で死闘を制し、34年ぶりの頂点へ王手。全日本大学野球選手権

野球好きコラム by 慶應スポーツ新聞会
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全日本大学野球選手権2021

【ハイライト】上武大学 vs. 慶応義塾大学

その間に渡部遼が本塁へ滑り込み、同点に追いついた。逆転へムードが高まる中、打席には主将・福井。高めの球を中前に弾き返し、勝ち越しに成功した。

ここぞの場面で集中力を発揮する主将・福井

だが、この試合は簡単には終わらない。8回表、安打と犠打で1死二塁のピンチを迎えた場面で、エース・森田に代えて守護神・橋本達弥(環3・長田)が登板。

次の打者を二飛に打ち取り、迎えるは4番・ブライト。内角直球をコンパクトに弾き返され、打球は中前へ。外野は長打警戒の守備シフトを取っていたため走者は悠々生還。同点とされてしまう。

それでも直後の8回裏、1死から石川の内野安打、渡部遼の四球で一、二塁とすると、内野ゴロの間にそれぞれが進塁。2死ながら二、三塁のチャンスを迎え、打席には4番・正木。

外角高めの直球をバットの先で引っ張ると、打球は左前へ弾み勝ち越しの2点適時打に。4番の一打で勝ち越しに成功した。続く、福井が冷静に四球を選び、再びチャンスの場面で6番・廣瀬が右中間への2点適時打三塁打を放ち、10-6と一気に突き放した。

スタメンに復帰した廣瀬が2本の長打を放つなど躍動

4点リードの9回表もマウンドには守護神・橋本達。簡単に2死を奪うと、最後は代打・荒牧悠(ビジ1・祐誠)を変化球で空振り三振。壮絶な打ち合いを制し、苦しみながらも決勝進出を決めた。

逆転に次ぐ逆転。準決勝はまさに死闘となった。判定への抗議後に逆転満塁弾と流れが悪くなる中でも、ベンチからは「まだまだここから!」と力強い声が飛んだ。6点を失いながらも粘り強く投げた森田、4番として最高の仕事をした正木。六大学覇者の意地、陸の王者のプライドを見せつける大きな1勝となった。

34年ぶり4度目の優勝をかけて戦う相手は福井工業大学。堅い守備と力強い打撃が持ち味のチームだ。「日本一」まであと1勝。死線を超えた慶大ナインが最高のフィナーレを迎える。

文/写真:林 亮佑(慶應スポーツ新聞会)

慶應スポーツ新聞会

慶應スポーツ新聞会

慶應義塾大学文化団体連盟所属の公認サークル。通称ケイスポ。全40ある体育会の取材から記事の執筆、年7回の新聞製作まで全て学生の手で行う塾内唯一のスポーツ新聞サークル。部員数約50名、35年の歴史を持つ。»慶應スポーツWebサイト

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