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野球 コラム 2021年6月2日

【横浜好き】鬼門の交流戦、1週目は勝ち越し。「週刊ベイスターズいいとこどり」5月25日~30日号

野球好きコラム by 大久保泰伸
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投手陣では2番手として登板し、2回無失点で相手に傾きかけた流れを止めた石田健大が今季初勝利。7回からはエスコバー山崎康晃三嶋一輝の勝利の方程式で逃げ切った。

通算成績は26勝31敗2分、パ・リーグで首位争いを繰り広げている楽天の本拠地・仙台に乗り込んだ2カード目は、初戦から1点を争う好ゲームとなった。この日のヒーローは6回に逆転3ラン本塁打を放った大和。交流戦2本目の本塁打で涌井秀章をKOした。宮崎は先制打と終盤に貴重な追加点となるタイムリーで2安打2打点。牧も本塁打を含む2安打で勝利に貢献した。

投手陣では2番手に登板し、満塁のピンチをしのいだ国吉が1回2/3を無失点で今季初勝利。無失点の砂田と山崎がホールド、1失点もリードを守った三嶋がセーブを記録した。

田中将大との対戦となった第2戦は、先発した濱口遥大が6回まで無失点と好投したが、7回に先頭打者の打席中にアクシデントで降板。田中に8回まで1点に抑えられた打線では、ヤンキース時代の同僚だったオースティンが、この日唯一の得点となるソロ本塁打を放った。投手陣では、7回の一打逆転のピンチで砂田が辰巳涼介を打ち取り、8回はエスコバー、9回は山崎が楽天に勝ち越しを許さなかった。

第3戦は、今季2度目の先発となった今永昇太が粘りの投球で6回1失点に抑えたが、打線の援護がなく初勝利はならなかった。打者では宮崎がこの日唯一のタイムリーを放つなど2安打。佐野は交流戦2度目となる3安打猛打賞を記録した。守備では5回の1死2・3塁のピンチで、牧が難しいゴロを処理して本塁封殺し、今永を救った。

交流戦序盤の1週間は3勝2敗1分で勝ち越し。オリックス戦では2試合で2ケタ得点と打ち勝つ野球で、楽天との3連戦は涌井、田中、早川隆久の強力先発陣を相手に互角の戦いと、リーグ戦とは見違えるような戦いを見せている。

イースタンリーグでは楠本泰史が史上11人目のサイクル安打達成と、景気のいい話も聞こえてきた。何かが変わりつつある6月。地獄から天国へ、そんなまさか、まさかの急展開に期待したい。

◆先週のベイスターズ

・25日(火)◯ 10-3 オリックス
・26日(水)● 5-14 オリックス
・27日(木)◯ 11-8 オリックス
・28日(金)◯ 7-6 東北楽天
・29日(土)△ 1-1 東北楽天
・30日(日)● 1-5 東北楽天

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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