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チームの連敗を止める一発を放った大谷
エンジェルスの大谷翔平は5月16日(日本時間17日)、敵地フェンウェイパークでのレッドソックス戦にて、3番・指名打者で先発出場すると、9回に今季12号の逆転2ランを放ってチームを勝利に導いた。
現地スポーツ局『ESPN』は、同日付で電子版に「試合の勝敗とスランプ脱出が懸かる中、ロサンゼルス・エンジェルスはショウヘイ・オオタニのフェンウェイでの偉業に頼った」と、いささか長めのタイトルの記事を掲載。
その冒頭で、「ショウヘイ・オオタニは、不振に喘ぐチームを試合に留めるべく打席に入った」とし、「彼は、彼自身メジャーでの4シーズンのキャリアで最も重要なホームランと語る一打で、それ以上のことをやってのけた」とした。
その上で、「オオタニは9回二死から2ランを放ち、ロサンゼルス・エンジェルスはレッドソックスに6-5で勝利し、連敗を4で止めたのである」と伝えた。
この逆転弾には、被弾したレッドソックスのクローザー、マット・バーンズも脱帽の模様で、記事によると二刀流スターについて、「僕は個人的に、彼はこれまで我々が見てきたなかで、最も身体的に恵まれた野球選手だと思う」。
「今後も僕らが、100や101(マイル)を投げ、打っては600フィートも飛ばす選手を見ることがあるのかどうか分からない。彼は特別な選手で、驚くべき才能に恵まれている。彼が健康を保ち、長いキャリアを築くことを願うよ」と述べたとのこと。
なお、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者が同日付で投稿した記事によると、この右翼ポール際へ飛んだ殊勲の一打の打球初速は96.6マイル(約155.5キロ)で、飛距離は372フィート(約113.4メートル)だったとのこと。
また、同記事によると試合後、エンジェルスのジョー・マドン監督は大谷の逆転弾と勝利について、「あれはとても大きかった。これまで厳しい敵地遠征となっていた。勝つべき試合を落としていた。これは勝ち越しても良いシリーズだったが、そうはならなかった」。
「我々にはしっかり対処し始めなければならないことがある。リードを明け渡すわけにはいかないし、今日もリードを無駄にした。しかし、そこからカムバックした。それには、ポテンヒットと本塁打が必要だった」と述べたとのこと。
また、ボリンガー記者は同日付で掲載した別記事で、投手・大谷の次回先発登板予定は、現地水曜に本拠地エンジェルスタジアムで行われるインディアンスになったと伝えている。
J SPORTS 編集部
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