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野球 コラム 2021年5月17日

前田健太、鼠径部に張りを抱えながらも志願の登板

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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5回途中で降板、勝敗はつかず

ツインズの前田健太は現地5月16日(日本時間17日)、本拠地ターゲットフィールドでのアスレチックス戦に先発登板し、4回0/3を投げ、5失点(自責3)での降板となった。前田に勝敗はつかず、試合はツインズが6-7で競り負けた。

地元紙『スタートリビューン』は同日付で電子版に、「ツインズはまたしてもがっかりな守備で負ける」と題した記事を掲載し、拙守により接戦を落としたことを悔やんだ。

また、記事では4-1でリードしながら5回に逆転を許したことについて、「そこからは、主にツインズの自滅により崩壊した」とし、前田の続投については、「バルデリ監督は、マエダが鼠径部(足のつけ根)に張りを感じていたにもかかわらず、4回からウォームアップしていたホルヘ・アルカラの準備を整えるため、右腕を試合に残した」と伝えた。

さらに記事では、このバルデリ監督の采配について、「バルデリ監督は、マエダは断固として投げ続けることを主張し、これまでのキャリアで過去にこの状態で投げたこともあったと述べた」としている。

一方、『MLB.com』でツインズを担当するドヒョン・パク記者は、同日付で「アスレチックスへの敗戦で、アストゥディーヨ、ケプラー、マエダが負傷」と題した記事を投稿。

その冒頭で「ツインズは代償の高くついた2つの失策で、アスレチックスに対して6-7で負け、さらに厳しいことに、チームはマックス・ケプラー、ウィリアンス・アストゥディーヨ、そしてケンタ・マエダと、さらに3選手が故障したまま試合を後にした」と伝えた。

記事では、ケプラーは走塁時にハムストリングを痛め、アストゥディーヨは死球を受けた左手の打撲で試合から退いたとしており、前田については、スタートリビューン同様、鼠径部に張りを感じながらプレーを続けたと報じた。

パク記者はこの日の前田について、「それでも彼は4回余、89球とフル先発に近い長さを投げるも、5回に二塁打と3連続単打を許して降板となった」と振り返り、「右腕は試合後、治療を受けた」と伝えている。

J SPORTS編集部

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