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野球 コラム 2021年5月13日

大谷翔平、無安打ながら「105年ぶり」と「102年ぶり」と「史上初」で歴史に名を刻む

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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1番指名打者で出場

エンジェルスの大谷翔平は現地5月12日(日本時間13日)、敵地でのアストロズ戦に1番・指名打者で先発出場した。

前日にリアル二刀流(右翼も守ったため正確には三刀流か)で先発出場し、投手としてトミー・ジョン手術後のベストパフォーマンスを披露した大谷は、この日も久々となる1番打者として試合に出場するも、4打数無安打と快音を響かせることはできなった。

しかし、この日も二刀流スターはしっかりと歴史の1ページに名を刻んだ。

『MLB.com』は現地12日付で「オオタニに歴史:10K先発後にリードオフ」と題した記事を掲載し、その中で、「火曜の夜に野球界をあっといわせた二刀流スターのショウヘイ・オオタニは、水曜の夜にミニッツメイドパークで歴史を作った」とした。

その上で、「オオタニは1916年以来となる、投手として先発登板した次の試合で、打者としてリードオフでの出場を果たした」と伝えた。

また、『MLB.com』は同日付で掲載したスタッツに関する別の記事で、現地11日の試合で大谷が今季2度目となる、本塁打数でリーグトップに立ち、先発登板したことについて、「メジャーで本塁打トップに立ちつつ、複数回先発投手として出場したのは、1919年のベーブ・ルース以来」と報じた。

さらに同記事によると、大谷は「指名打者制導入以後、先発投手として3試合で自分のために打者として出場した史上初の選手になった」とのこと。

なお、この試合で大谷が魅せた10奪三振の快投は、NBAの人気選手も魅了したようで、同サイトが別途掲載した記事によると、ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントは大谷について、「モノが違う」とツイート。

続けて「The Show(MLBのゲーム)で彼を獲得する。トレイ・ターナー(ナショナルズの内野手)は外さなきゃいけないかも(笑)」と綴ったとのことである。

記事によると、このデュラントのツイートは、彼のチームメイトであるマイク・ジェイムズへの返答で、先発登板して快投しつつ、その後、右翼の守備についた大谷について「これ見た?」とツイートしたことに対してのもの。

また、ナショナルズのスター選手であるターナー自身も“気さくに”デュラントへ「まだ、控え選手に下げられたのか、トレードされたのか分からないんだけど??」とツイートで返答した。

“ショウタイム”のファン層は、国境やスポーツの垣根を越えてどんどん広がっているようだ。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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