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野球 コラム 2021年4月30日

ここまで好投も早い回でのKOも・・・有原航平への期待と不安

MLB nation by 豊浦 彰太郎
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7つの球種は極端だとしても、メジャーには多くの球種を操る投手は少なくない。しかし、彼らの多くはあくまでメインの球種は3〜4であり、それ以外は「見せ球」だ。しかし、有原のレパートリーの広さは、そのほとんどがしっかりモノにされており、特定の球種に過度に頼ってはいないことに特徴がある。

冒頭触れた、フォームで球種を読まれていた可能性は否定できない。各球団ともフロントオフィスにデータや映像解析チームを持っている。新戦力はすぐ徹底的に研究され、丸裸にされてしまう。

この先有原が、ローテーションを守って行けるか、それとも被打球データが示す通り、登板を重ねていくとともに馬脚を露わすのかどうかは分からない。しかし、レパートリーの豊富さとその全てが見せ球ではなく有効な武器であるという事実には、望みを託せると思う。お互い対戦相手の研究合戦であるメジャーでも、無数の投球パターンの組み合わせを駆使していけば、この生き馬の目を抜くような競争社会を生き抜いて行けるのではないか。そう期待したいところだ。

文:豊浦彰太郎

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豊浦 彰太郎

1963年福岡県生まれ。会社員兼MLBライター。物心ついたときからの野球ファンで、初めて生で観戦したのは小学校1年生の時。巨人対西鉄のオープン戦で憧れの王貞治さんのホームランを観てゲーム終了後にサインを貰うという幸運を手にし、生涯の野球への愛を摺りこまれた。1971年のオリオールズ来日以来のメジャーリーグファンでもあり、2003年から6年間は、スカパー!MLBライブでコメンテーターも務めた。MLB専門誌の「SLUGGER」に寄稿中。有料メルマガ『Smoke’m Inside(内角球でケムに巻いてやれ!)』も配信中。Facebook:[email protected]

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