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有原航平
開幕から1ヶ月が経過した。メジャー1年目の有原航平(レンジャーズ)のここまでの投球は、評価が分かれるところだ。
全て先発での5登板で、2勝2敗&防御率4.03は及第点とも言える。しかし、前回登板の現地25日敵地シカゴでのホワイトソックス戦では、今季最短の2回KO。70球を投げ被安打6で5失点だった。この日シカゴは気温6度と寒く、それが影響を与えた可能性も否定できない。全ての球種で、球速が本来のレベルに達していなかったからだ。しかし、レンジャーズの地元紙『ダラス・モーニングニューズ』は、「フォームのクセから球種を読まれていた可能性がある」とも指摘していた。乱調の原因はこちらにあったのかもしれない。
実はそれ以上に心配なデータがある。
有原のここまで5登板での被打球の指標は、軒並みメジャーワーストクラスなのだ。打球初速の時速93.9マイルはワースト3位、長打になりやすい角度&初速の打球比率を示すバレル率12.9%が同7位、ハードヒット率50.0%が同5位(現地4月28日現在で、投球回数20以上)なのだ。25日のホワイトソックス戦を除く最初の4登板では、3度5イニングス以上を投げ防御率は2.21で、運・不運に左右されやすい要素を廃して計算する擬似防御率のFIPも十分合格点の3.05と一見好投していたが、内容は決して楽観視できるものではないとも言える。
期待を持たせてくれるデータもある。
それは彼の球種の豊富さだ。データベースサイトの総本山とも言える『fangraphs』は、有原の4度目の先発となる19日のエンジェルス戦後に、その初回に7つの球種を投じたことを驚きとともに報じている。
その7つの球種とは、投球頻度の高い順に挙げると、フォーシームファストボール、スライダー、カッター、シンカー、チェンジアップ、スプリッター、そしてカーブボールだ。
同サイトによると、昨年同一イニングに7つ以上の球種を投げたのは、メジャー全体でもダルビッシュ有(当時カブス)のみだ。また、高度な解析技術の導入で球種判断がデータベース化された2008年以降でも、同様なケースはのべ909回しかなかったという。同年以降、メジャーの累積投球回数は軽く50万回を超えているはずであり、いかにレアなことだったか分かる。
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