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野球 コラム 2021年3月31日

AKI猪瀬さんが語る2021年メジャーリーグの見どころ ~低反発球が作り出す新たなトレンド~

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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そこで、ホームランが減っても構わないから、1回から9回まで、常にフィールド上に動きのある野球を、新しいトレンドとしてファンに届けたいという思いが機構側にはあるのです。

バリー・ボンズらのステロイド時代から、30年弱続いてきたホームラン狂騒時代に、今年別れを告げます。ここからまた新しいトレンドが始まってくると思いますで、その最初の年をぜひ見届けてほしいと思います。

ホワイトソックス、70歳の老将がやんちゃな孫たちをどう活かすか

アメリカン・リーグの注目チームはシカゴ・ホワイトソックス。去年までの戦力でも十分だったんですが、ストーブリーグでも要所要所にいい選手を獲得できています。

去年も「いい」と言われていたチーム状態から、さらに上積みされた確実な戦力を誇っているので、今年のアメリカン・リーグで、僕個人として最も注目のチームだと思います。

また、非常に若い勢いある選手が揃っているチームに、70歳を超えるトニー・ラルーサ監督をわざわざ連れ戻した。弁護士の免許も持っている知的な名将が、若い選手たちをどう料理していくのか、非常に楽しみです。

マリナーズはオーナーの失言で若手有望選手が活躍する?

アメリカン・リーグで台風の目になりそうなのは、マエケンがいるミネソタ・ツインズも面白いですが、本当に下馬評が低い中で、今年もしかしたらと言われているのは、菊池雄星がいるシアトル・マリナーズです。

マリナーズは現時点で、メジャーリーガーという戦力は乏しいですが、メジャー予備軍と言われている「トッププロスペクト」、有望選手の宝庫と言われています。こういう選手たちが一気に上がってくると、マリナーズが台風の目になる可能性もあります。今回、筆頭オーナーの愚かな発言(有望な若手の年俸調停やFA時期を遅らせるため、意図的にメジャー昇格を遅らせているなど)があり、解雇になって、新しいオーナーになりました。
新しい球団の首脳陣の中には、オーナーの発言を1つ1つ、つぶしていかないといけないという思いがあるので、イメージよりも早くマイナーから優秀な若手選手をどんどん上げてくると思います。「これがファンや、メディアに対してのマリナーズのアンサーだよ。本当にあの発言はごめんなさいね」という答えが、若手選手をごそっと上げて、チームを活気づけようということが最大のメッセージになると思います。

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