ダルビッシュ有、現地紙は開幕投手はほぼ間違いなしと予想

開幕投手が濃厚

ダルビッシュ有による新天地での開幕戦先発が、現実味を帯びつつある。昨季サイ・ヤング賞投票2位の右腕は、現地20日（日本時間21日）に実戦形式の投球練習で5回を投げ、ラリー・ロスチャイルド投手コーチによると、実質無失点の好パフォーマンスを見せたとのこと。

『MLB.com』でパドレスを担当するAJ・カッサベル記者は、同日付で投稿した記事の冒頭で、「ユウ・ダルビッシュは、土曜にピオリアスポーツコンプレックスのサブグラウンドで行われた実戦形式で、4回を投げる予定だった」とした。

その上で、「しかし、4回があまりに円滑に行ったので、ダルビッシュは、5回も投げれば良いんじゃない、と考えた」と、この日の投球回数の経緯について伝えた。

記事によると、ダルビッシュの申し出はロスチャイルド投手コーチに許可され、ベテラン右腕は5回もマウンドに上がると、「案の定、彼はその回を楽々投げ切った」とのことで、カッサベル記者は、「この土曜の他の回もそうだったように」、「この春を通してそうだったように」と付け加えた。

さらに、「現状では、ダルビッシュはサンディエゴでの開幕戦先発へ向け、颯爽と歩んでいる」とした上で、「パドレスはまだ開幕投手に関する発表をしていないが、ダルビッシュでほぼ間違いないだろう」と予想した。

「彼が現在の6日間隔の進行を続ければ、ダルビッシュは4月1日にペトコパークで開催されるダイアモンドバックス戦に先発することになる」と、調整の進行具合と日数を逆算し、その根拠とした。

記事では、この日のダルビッシュの出来について、「この春のカクタスリーグ（アリゾナ開催のオープン戦）で、まだ失点していないダルビッシュによる最新の支配的な出来映え」と表現し、このまま行くと、ダルビッシュは「来週金曜のマリナーズ戦で登板すると、次は恐らく開幕戦になるだろう」としている。

前田に続く、今季2人目の日本人開幕投手確定へ向け、ダルビッシュが邁進している。