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野球 コラム 2021年3月15日

前田健太、開幕投手に決定。現地メディアは「驚きではない」と表現

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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開幕投手に決定

ツインズのロッコ・バルデリ監督は現地14日に、今季開幕戦となる4月1日のブルワーズ戦で、前田健太が開幕投手を務めると発表した。

この日、開幕投手に指名された右腕は、グレープフルーツリーグ(フロリダ開催のオープン戦)のレッドソックス戦で登板し、4回無失点5奪三振と快投し、朗報に花を添えた。

現地紙『スタートリビューン』が同日付で電子版に掲載した記事によると、「バルデリ監督は、1週間近く前に、昨年のサイヤング賞投票の2位の右腕にはツインズの開幕戦でマウンドを託す旨を伝えていたことを明かした」とのこと。

開幕投手を任されたことを「ケンタ・マエダは5日に渡り、秘密にし続けた」とした上で、「秘密ではあるが、驚きではない」と表現した。

さらに記事では、「2020年のマエダの支配的なパフォーマンスの後では、今年他の誰かがこの栄えある役目を手にするのは想像し難い」とし、「今月、彼は驚異的な春を過ごしている」とした。

その上で、「日曜に無安打の4回を投げた日本出身の32歳は、これでグレープフルーツリーグでは9回を投げ、合計で単打1本に1四球しか許しておらず、12個の三振を奪っている」と、今春前田が見せている好パフォーマンスを振り返った。

この春はこれまでのところ、ホセ・ベリオスも好投を続けていることから、記事によるとこの決断についてバルデリ監督は、「良い選択肢があまりにたくさんあるので、最も簡単な決断というわけではなかった」。

「しかし、本当に今年は、ケンタが我々のために初戦で投げる立ち位置に身を置いたんだ。昨年、彼が送った1年と、現在の彼の振る舞いの両方意味でね。現時点で彼を否定する要素はないと思う」と述べたとのこと。

また、開幕戦はナ・リーグの本拠地で開催されることから、記事では「ツインズの投手が開幕戦で、打席に立つのは1972年以来のこと」と紹介した。

「マエダは2016年のMLBデビューで印象深いホームランを打っており、彼は“バットを振る準備はできているし、ちょっとした楽しみを味わいつつ、彼の先発試合に攻撃側でも貢献する準備もできている”とバルデリ監督は述べた」と伝えている。

ツインズの開幕戦は投打で躍動する前田の姿が見られそうだ。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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