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2度目の登板も好投
ツインズ2年目の前田健太は、現地9日(日本時間10日)に行われたグレープフルーツリーグ(フロリダ開催のオープン戦)のオリオールズ戦で今春2度目の登板を務め、3回を無失点に抑える好投を見せた。
これについて、現地紙『ミネアポリス・スタートリビューン』は、同日付で電子版に掲載した記事で、「ケンタ・マエダはこの春2度目の先発登板で、3回を投げて無失点、4奪三振とした」と伝え、さらに「投じた41球のうち、最後の9球は全てストライクだった」と、上り調子の右腕が見せた制球の良さについて触れた。
前田は昨季、アメリカン・リーグのサイ・ヤング賞投票で2位に入るなど、ツインズ入団1年目にして出色のパフォーマンスを見せただけに、球団の3季連続の地区優勝へ向けてかかる期待は大きくなるばかりだが、『MLB.com』は現地10日付で「マエダはエース」と題した記事を投稿し、改めてその存在の大きさについて伝えている。
記事では冒頭で、「ケンタ・マエダはドジャースでの4年間で、レギュラーシーズンに計589イニングを投げて防御率3.87とかなりソリッドだった」とした上で、「彼はツインズ1年目の2020年に、これを大幅に上回る活躍を見せ、防御率を2.70としたほか、キャリアハイの奪三振率(32.3%)とキャリアローの与四球率(4%)を記録した」と、昨季の成績を振り返り、「ではこの数字は本物であり、彼はまた同じことができるのだろうか?」とした。
記事では、「何はともあれ、マエダは“エース”、あるいは“先発ローテーションの中核”」とした上で、これまでに公開されている複数のシステムによる今季の前田の予想防御率を開陳。
システムにより、今季の前田の予想防御率は、4.27から2.65と開きがあり、記事では、この中間になるだろうと予測し、最も予想の数値が良かった「PECOTAシステムは、彼は2021年に5番目に優れた先発投手となると予想しているが、我々は恐らく“15番目”くらい(断っておくが、これでも極めて優れていると言える)になるのではないかと予想している」と持論を展開した。
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