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初登板は2回無失点
ツインズの前田健太は現地4日(日本時間5日)、グレープフルーツリーグ(フロリダ開催のオープン戦)のレイズ戦で今春初登板し、2回無失点と上々のスタートを切った。
ミネアポリスの地元紙『スタートリビューン』は同日付で電子版に「ツインズはタンパベイに5-2で負け:マエダは2回を無失点に抑える」と題した速報記事を掲載し、「ケンタ・マエダは満塁のピンチを切り抜け、2回無失点で自身のグレープフルーツリーグの幕開けを飾った」と伝えた。
一方、『MLB.com』でツインズを担当するドヒョン・パク記者は、同日付で「マエダの新カーブ」と題した記事を投稿し、その冒頭で「ケンタ・マエダは守備の援護をそこまで得ることはできなかったが、新旧の変化球を織り交ぜた力強いパフォーマンスで、昨季アメリカン・リーグのサイヤング賞投票で2位に入った実力の片鱗をのぞかせた」と、この日の投球について要約。
「マエダが33球を投げて、2回を無失点に抑えた投球のなかで、多投したスライダーとチェンジアップに頼ったのは驚きではないが、2回に左打者のビダル・ブルーハンとジョシュ・ロウに対し、カーブを3球混ぜるなど、新しい一面も見せた」と、この日前田が投じた新しい変化球に注目した。
記事では、「右腕は昨季、カーブを34球投げたが、これは彼の全投球数のわずか3.4%だった」とした上で、「彼はメジャーリーグでのキャリア序盤こそ、よりカーブに依存していたが、過去数シーズンはスライダーとチェンジアップを多用するなか、カーブを投げる割合は着実に減少していた」と、メジャーリーグにおける前田とカーブの関係性について振り返った。
そして、今季のカーブについて「彼はカーブの握りを変えたと述べており、彼はこの投球でストライクゾーンに投げたときでさえ、空振りを誘うのに十分な変化を得ようとしているとも述べている」と伝えた。
移籍2年目にして名実共にミネソタのエースに君臨する右腕が、新たな武器を手に、早くも躍動感を見せている。
J SPORTS 編集部
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