大谷翔平、投手で160キロの次は指名打者で2安打

2安打を記録した大谷

先日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が投球練習で100マイル（161キロ）越えの速球を投げ、現地メディアを沸かせたのは既報の通りだが、今度は早くも打者・大谷に関する朗報が飛び込んできた。

現地1日に行われたカクタスリーグのホワイトソックス戦に2番・指名打者で先発出場した大谷は、3打数2安打と、いきなり複数安打を記録。

『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者は、同日付で投稿した速報記事の冒頭で、「時速100マイルを投げた土曜の実戦形式の投球練習で好印象を残したエンジェルスの二刀流スター、ショウヘイ・オオタニは、テンピ・ディアブロスタジアムにて5回制で行われ、4-4の引き分けで終わったホワイトソックス戦で3打数2安打2得点とし、今度は打撃のスキルを見せつけた」と報じた。

大谷の打撃について、ボリンガー記者は「オオタニはこのオフシーズンで打席でのメカニクス向上に取り組んでおり、スイング中、後ろ足を接地し続けようと励んでいる」とした。

そして、昨年は2019年10月に受けた左膝の手術の影響で、これが適わなかったとしつつ、「エンジェルスのカクタスリーグホーム初戦における彼のスイングはかなり良くなっており、最終打席となった4回に無死満塁の場面でフライを打ち上げながらも、満足げな表情を伺わせた」と伝えた。

記事では、今週の二刀流スターの予定について、「26歳のオオタニは、今週の木曜か金曜に初登板する予定となっている」と明かしている。

今後の大まかな流れとして、「彼は今のところ、球団の彼を先発投手として完全にビルドアップさせたい意向により、打撃よりは投球によりフォーカスしているが、彼は今春、指名打者としても大いに起用されることになる」とした。

まだ、マドン監督は打者・大谷の現在地について、「我々はキャンプを通して、彼の良いバランスの打撃と打球初速の速さを目にしてきた。彼は打席で良い取り組みを見せている」。

「今のところ、打撃コーチたちはとても満足しているし、それはショウヘイも同じだね。私はこれが続いていくことを確信している。彼は昨年のどの時点よりも、格段に良く見えるよ」と述べたとのこと。

この春は、大谷の一挙手一投足から目が離せない日々が続きそうだ。