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野球 コラム 2021年2月28日

【中日好き】福敬登、初のスローキャンプ

野球好きコラム by 森 貴俊
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福は「去年、那覇から歩いて帰った事を思い出したんです。キャンプ終盤、あの時は不安でどうしようもなかった。結局、開幕は大幅に遅れましたが、それでもキャリアハイの登板数は投げた」。

「そうやって考えれば、どこまで追い込んでも、どれだけやっても不安だよなって。不安の度合いは変わらないなって。そう考えたらメンタル的に強くなれている気がしてきたんです」。

もう1つ上のステージへ。福はこのキャンプ、“真っすぐの投げ分け“をテーマにした。

竜の勝ちパターンを支える存在

福のストレートの特徴はスライドする、いわゆる“まっスラ”だ。左打者外角には強みがあるが右打者外角はスライドすれば甘く入る。

福は「これまでは、右打者のアウトコースは投げ間違えるなと言い聞かせて投げていましたが、このカウントでは振ってこないなって時は、スライドしてもいいやくらいで投げようと思っています。変な神経使ってネガティブに腕振れないよりその方がいい」。

「もちろんカウントによって、甘く入ったら危ないって時は気を付けます。でも、全部が全部、そんな神経使うより、このカウントは大丈夫って時は腕を振った方がいい結果になる。それだけの経験を去年積めたかなと思っています。これは僕の中で“投げ分け“なんですよ」。

26日、ドラゴンズはキャンプを打ち上げた。結局キャンプ中の対外試合登板はなし。27日北谷での阪神戦が初の対外登板となった。

ある程度の球数制限があったのだろう。マルテ1人に17球粘られた事もあり、打者4人2安打アウト1つを奪いマウンドを降りた。結果が出たとは言えないが、1年前、セルラースタジアムで見せた福の姿はもうない。

「初登板でしたが、特に緊張することなく投げられました。もう一段階上げられると思っているので。その時には今日横に飛んでいた球(ファール)が空振りになればいいと思います。開幕までしっかり上げていきたいです」と手応えを感じている。

「勝ちパターンに入ってくれなきゃ困る」。福はそう言われる所まで上がってきた。同時にそれはタイトルホルダーの宿命だ。

優勝する為の必須条件。それは竜の方程式が盤石であること。今シーズンもその中に福敬登の名前はなくてはならない。

文:森貴俊

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森 貴俊

1976年愛知県出身。東海ラジオ放送スポーツアナウンサー。ドラゴンズ戦中心のガッツナイターをはじめJリーグ、マラソン等スポーツ実況を担当。原点回帰を胸に、再び強き竜の到来を熱望する43歳。日々体力の衰えを感じるがドラゴンズへの喜怒哀楽は衰え知らず。今年もマイクの前で本気で泣いて怒って笑います!

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