【楽天好き】球春到来！初日からブルペンは大盛況、野手はノックでイジられる！？キャンプレポート

◆初日の緊張も心配無用？奈良原コーチのいじりノック

キャンプ初日は、心身ともに緊張感で余計に疲れるという。久しぶりにユニフォームに袖を通しての練習だ。引き締まった気持ちが大きくなることで、身体の動きも固くなりがちという。

だが、そんな緊張を忘れさせるような練習風景が見られた。内野手も外野の練習を、外野手も内野の練習をするなど、ごちゃまぜにしていたのだ。フライを追う内野手の浅村栄斗やゴロを捌く外野手の島内宏明に、ニコニコの笑顔がこぼれる。

なかでも、奈良原一軍内野守備走塁コーチのノックは見ていて面白かった。ノックで選手たちをいじるように、鮮やかに左右に振るのだ。無心にボールに食らいつき、笑顔になる選手たち。キャンプならではの光景だ。こうして選手たちは初日の緊張も忘れ、1つ1つ厳しいプレーを身に着けていくのだろう。

ギャオスさんの解説によると、「追いついてゴロを捌いても、送球がそれたらやり直し」「疲れたような素振りを見せると、他の選手がコーチに告げ口するんですよ。で、さらに厳しいボールが来る」とのこと。

なるほど、若い選手ほど、まだまだなのか（いじりやすいのか）、どんどん厳しいボールが飛んでくる。オチのように、最後はとんでもないボールが飛ばされ、選手が芸人のようにズッコケていた。

文：松山ようこ