【ハイライト動画あり】補強選手が活躍、そして優勝11回のENEOSが史上初の通算100勝。都市対抗野球　11月23日（月）の結果

強豪が揃った大会2日目

11月23日（月・祝）、第91回都市対抗野球大会は大会2日目の1回戦3試合を行った。

●日本生命（大阪市）　4-5　ホンダ鈴鹿（鈴鹿市）○

日本生命｜0 0 0 0 0 0 3 0 1｜4
ホンダ鈴｜1 1 0 1 0 0 2 0 X｜5

第1試合は日本生命（大阪市）とホンダ鈴鹿（鈴鹿市）の対戦。ホンダ鈴鹿の先発・井村勇介は右の前腕を「くねっ」と曲げる変則サイドハンド。中盤まで日本生命の打線を封じる好投を見せた。打線も1回裏に4番・伊礼翼のタイムリー安打で先制。2回裏には9番・長壱成がセンターに犠牲フライ。さらに4回裏には8番・庄司輔がタイムリー安打と畳み掛け、3-0と試合を優勢に進める。

しかし、日本生命も反撃に転ずる。7回表無死1・2塁から皆川仁がタイムリー安打を放ち1点差。一死2・3塁の場面で井村をマウンドから引きずり下ろす。代打・早野僚馬が2番手・八木玲於の速球をライト線に打ち返す同点タイムリーを放ち、勝負どころで同点に追いついた。

日本生命はオリックスから6位指名を受けている2番手の右腕・阿部翔太が好リリーフを見せていたが、その裏に崩れる。7回裏、ホンダは2番・前田滉平、3番・貞光広登の連打で5−3と再び勝ち越した。

リリーフ堀田晃が9回表に早野僚馬のタイムリー二塁打で1点差と迫られ、さらに二死2・3塁、二死満塁とピンチを迎えた。しかし、堀田は最後の打者を投ゴロに打ち取り、ホンダが5-4と接戦を制した。

ホンダにとっては伊礼翼、前田滉平の王子勢、西濃運輸の堀田晃と「補強組」に助けられた試合だった。日本生命も皆川仁が4打数3安打1打点、途中出場の早野僚馬が2打数2安打3打点と気を吐いた。

●東芝（川崎市）　0-6　NTT西日本（大阪市）○

東 芝｜0 0 0 0 0 0 0 0 0｜0
NTT西｜0 0 0 1 4 0 0 1 X｜6

第2試合は東芝（川崎市）とNTT西日本（大阪市）の対戦。NTT西日本打線の強打が試合の中盤に火を吹き、東芝の先発・岡本拓也を捉える。打の主役は日本製鉄広畑から補強されて4打点を挙げた強打の三塁手・西川雄大だった。