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第91回都市対抗野球大会が、11月22日(日)に開幕する。今回は東海地区から出場する6チームを取り上げたい。東海2次予選は西濃運輸、王子、三菱重工名古屋など全国優勝経験のある名門が次々に敗れる波乱の展開だった。
◆トヨタ自動車(豊田市)
ドラフト1位の栗林良吏を擁し優勝を狙う
東海第1代表は6年連続22回目の出場となるトヨタ自動車(豊田市)だ。2次予選の第1代表決定トーナメントは、準決勝ジェイプロジェクト戦を除くと危なさのない快勝で、すっきり4連勝で勝ち上がっている。
右腕・栗林良吏が1回戦・東邦ガス戦、第1代表決定戦と大一番の先発を任された。1回戦は7回を零封し、決定戦も1失点で完投。非の打ち所がない内容で、エースの役割を果たした。
10月のプロ野球ドラフト会議では広島の1位指名も受けており、社会人球界のエースと言える存在でもある。177センチとそこまで大柄ではないが、社会人の2年間で身体が逞しくなり、制球やフォームも安定。150キロ超を記録する速球とフォーク、カットボールはいずれも一級品だ。
投手陣は星槎道都大学から加わった新人右腕・渕上佳輝、大卒3年目の大型右腕、嘉陽宗一郎などの人材もおり、さらに37歳の大ベテラン佐竹功年が控えている。王子から補強された近藤均も30歳のベテランで、2015年の都市対抗で2試合連続完封を記録した実力者だ。
打線は4番一塁手・沓掛祥和が昨年の社会人球界でベストナイン、最多本塁打、最多打点に輝いた右の強打者。東海2次予選も打率.474、2本塁打、8打点を記録している。前後を固めるサード樺澤健、ライト逢澤峻介も含めてかなり強力なクリーンアップだ。
ショートの和田佳大は中京大学から入社した新人で、大学時代には愛知学生野球連盟の連続試合安打記録も樹立したアベレージヒッターだ。167センチ・63キロの小兵で、2次予選は9番打者だったが、打率.429とラッキーボーイとなった。
◆Honda鈴鹿(鈴鹿市)
若手投手の活躍も期待
東海第2代表は5年連続25回目の出場となるHonda鈴鹿(鈴鹿市)だ。今年は瀧中瞭太、柘植世那のバッテリーがプロ入りしたものの、底上げがそれを上回ったように見える。
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