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野球 コラム 2020年10月15日

アストロズが崖っぷちで踏みとどまる。勝因は6回表のグリンキー続投。ア・リーグチャンピオンシップ

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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アストロズが勝って第5戦に

レイズが3勝無敗と王手をかけて臨んだアメリカン・リーグ優勝決定シリーズ第4戦は、アストロズが4−3と、昨季ア・リーグ王者の意地を見せる形でシリーズ初白星を挙げ、第5戦以降へ望みをつないだ。

現地メディアでも再三にわたり指摘していたが、この試合の分水嶺となったのは、アストロズが4-2のリードで迎えた6回表のレイズの攻撃で、アストロズ先発のザック・グリンキーが一死1・2塁で絶好調のロンディ・アロザレナを打席に迎えた場面であろう。

ブルペンでクロザーのライアン・プレスリーを準備させていたダスティー・ベイカー監督は、ダグアウトを出てマウンドまで行くも、そのままグリンキー続投を決断。

すると、これが奏功し、グリンキーはキューバの怪物ルーキーを三振に打ち取ると、続くチェ・ジマンには内野安打を許して二死満塁とするも、マイケル・ブロッソーをフルカウントからスイングアウトの三振で切って取り、ピンチを凌いだのである。

『MLB.com』が試合後に掲載した記事によると、ベイカー監督は試合後、この場面について次のようにコメントしている。

「我々は会話をしなかったんだ。会話はマルディ(捕手のマーティン・マルドナード)とかわした。マルディは彼で行けると言った。私はあの時、プレスリーの投入を考えていた。

あれは重要な状況だった。とは言えザックだ。あの男は、何度も何度もああいう局面を乗り越えてきたんだ。私は通常、決めたことは変えないんだ。しかし、あの時は、マウンドへ行ってザックの目を見るまで考えが決まらなかった。

マルディの彼で行けるという意思は断固としていた。私は“OK、君の言う通りにしよう”と言った。あれが試合を決めた。古風なやり方だったが、私は自分が正しいと感じたことをしたのだ。そして、我々は勝つことができた」。

いわゆる、勝負師の勘というやつだろう。

なお、この場面でグリンキーに対し、微妙なハーフスイング(現地解説も、私が審判だったらストライクは取らないと言っていた)で三振に倒れたアロザレナは、その前の打席で同点2ランを放っており、今季ポストシーズンの本塁打を5本、そして安打数を19に伸ばした。

『MLB.com』によると、アロザレナはエバン・ロンゴリアの持つ新人による単一ポストシーズンのホームラン記録にあと1本、さらにはデレク・ジーターの持つ新人による、単一ポストシーズンの安打数記録にあと3本まで迫っている。

あるいは、リーグ優勝決定が第5戦以降へ持ち越されてことで、このシリーズ中にそれらの記録を塗り替えることになるかもしれない。

J SPORTS編集部

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