人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
アストロズが勝って第5戦に
レイズが3勝無敗と王手をかけて臨んだアメリカン・リーグ優勝決定シリーズ第4戦は、アストロズが4−3と、昨季ア・リーグ王者の意地を見せる形でシリーズ初白星を挙げ、第5戦以降へ望みをつないだ。
現地メディアでも再三にわたり指摘していたが、この試合の分水嶺となったのは、アストロズが4-2のリードで迎えた6回表のレイズの攻撃で、アストロズ先発のザック・グリンキーが一死1・2塁で絶好調のロンディ・アロザレナを打席に迎えた場面であろう。
ブルペンでクロザーのライアン・プレスリーを準備させていたダスティー・ベイカー監督は、ダグアウトを出てマウンドまで行くも、そのままグリンキー続投を決断。
すると、これが奏功し、グリンキーはキューバの怪物ルーキーを三振に打ち取ると、続くチェ・ジマンには内野安打を許して二死満塁とするも、マイケル・ブロッソーをフルカウントからスイングアウトの三振で切って取り、ピンチを凌いだのである。
『MLB.com』が試合後に掲載した記事によると、ベイカー監督は試合後、この場面について次のようにコメントしている。
「我々は会話をしなかったんだ。会話はマルディ(捕手のマーティン・マルドナード)とかわした。マルディは彼で行けると言った。私はあの時、プレスリーの投入を考えていた。
あれは重要な状況だった。とは言えザックだ。あの男は、何度も何度もああいう局面を乗り越えてきたんだ。私は通常、決めたことは変えないんだ。しかし、あの時は、マウンドへ行ってザックの目を見るまで考えが決まらなかった。
マルディの彼で行けるという意思は断固としていた。私は“OK、君の言う通りにしよう”と言った。あれが試合を決めた。古風なやり方だったが、私は自分が正しいと感じたことをしたのだ。そして、我々は勝つことができた」。
いわゆる、勝負師の勘というやつだろう。
なお、この場面でグリンキーに対し、微妙なハーフスイング(現地解説も、私が審判だったらストライクは取らないと言っていた)で三振に倒れたアロザレナは、その前の打席で同点2ランを放っており、今季ポストシーズンの本塁打を5本、そして安打数を19に伸ばした。
『MLB.com』によると、アロザレナはエバン・ロンゴリアの持つ新人による単一ポストシーズンのホームラン記録にあと1本、さらにはデレク・ジーターの持つ新人による、単一ポストシーズンの安打数記録にあと3本まで迫っている。
あるいは、リーグ優勝決定が第5戦以降へ持ち越されてことで、このシリーズ中にそれらの記録を塗り替えることになるかもしれない。
J SPORTS 編集部
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
J SPORTS STADIUM2024 広島 vs. 横浜DeNA(04/16)
4月16日 午後5:55〜
-
J SPORTS STADIUM2024 広島 vs. 横浜DeNA(04/17)
4月17日 午後5:55〜
-
J SPORTS STADIUM2024 中日 vs. 阪神(04/13)
4月13日 午後1:55〜
-
J SPORTS STADIUM2024 中日 vs. 東京ヤクルト(04/16)
4月16日 午後5:55〜
-
J SPORTS STADIUM2024 中日 vs. 阪神(04/12)
4月12日 午後5:55〜
-
J SPORTS STADIUM2024 中日 vs. 阪神(04/14)
4月14日 午後1:25〜
-
J SPORTS STADIUM2024 中日 vs. 東京ヤクルト(04/17)
4月17日 午後5:55〜
-
J SPORTS STADIUM2024 広島 vs. 中日(04/07)
4月7日 午後1:25〜
J SPORTSで
野球を応援しよう!