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連勝のブレーブスが王手をかけるか?
アーリントンのグローブライフ・フィールドで開催されているナショナル・リーグ優勝決定シリーズは、ブレーブスの2連勝で第3戦を迎える展開となった。
現地13日(日本時間14日)の第2戦で、クレイトン・カーショーが背部の痛みで登板回避というアクシデントに見舞われたドジャースは、試合中盤から追う展開となる中、9回裏に1点差まで追いすがるも、あと一打がでず、7-8で敗戦。第3戦に盛り返しを期すこととなった。
一方、ブレーブスはフレディ・フリーマンやオジー・アルビースがともに2試合連続でホームランを放つなど、打線のキーマンがしっかりと勝利に繋がる仕事を果たしている。
なかでも、アルビースは2試合連続して9回に貴重な追加点をもたらす本塁打をフェンス奥のブルペンへ打ち込んでいるのだが、この連日のアルビース弾が現地でちょっとした話題となっている。
まずはシリーズ初戦。ビジターのブレーブスは1-1の同点迎えた9回表にオースティン・ライリーのソロ弾で勝ち越し、さらに1点を加えると、アルビースが2ランを放って一気に試合を決定付けた。
このとき、フェンスの向こうにあるブルペンで投球していた守護神マーク・メランソンがアルビースの放った打球に気付くと、そのまま微動だにせず、仁王立ちのままダイレクトに同僚の放ったホームランボールをキャッチ。
現地放送でもこの「ファインプレー」がスロー再送されたメランソンは、その裏のマウンドでドジャース打線を零封し、試合をしっかりと締め括った。
明けて第2戦。この日もアルビースは9回表に大きな飛球を放つと、結果的に貴重なソロ弾となった打球は前日よりも若干センター方向へ。すると、このときもブルペンで投げていたメランソンは打球の行方を見定めてランニングキャッチを敢行し、これを見事に成功させた。
仁王立ちキャッチとランニングキャッチという、2つの全く異なるテクニックを披露したメランソンの名手っぷりは、『MLB.com』の公式ツイッターでも、その動画が投稿されるまでに。
しかしメランソン、この日はランニングキャッチを成功させてはしゃぎ、多少疲れたためか、2点差で上がった9回裏のマウンドで1点差に詰め寄られるピンチを招いた。それでもメランソンは最後の打者を打ち取り、セーブをマーク。
『MLB.com』は現地13日付で掲載した記事で、この顛末について、「メランソンはこれで、今シリーズを通じ、1年を通して打たれた数「1」本よりも多く、「2」本の本塁打をキャッチしている」とした。
その上で、「まだ、ベースボールカードの公式スタッツに“ブルペンでの本塁打捕球数”という項目はないけれど、こうした数字は多くの成功をもたらすだろう」とユーモラスに伝えている。
J SPORTS 編集部
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