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野球 コラム 2020年10月7日

絶体絶命のアスレチックス。アストロズは4年連続のリーグチャンピオンシップ進出に王手。ア・リーグ地区シリーズ

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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王手をかけたアストロズ。アスレチックスは崖っぷち

ロサンゼルスのドジャースタジアムで開催されているアメリカン・リーグ地区シリーズは、第6シードでポストシーズンに進出したアストロズがシリーズ開幕から2連勝を飾り、第2シードのアスレチックスは後がなくなった。

レギュラーシーズンでは、アスレチックスに7ゲーム差をつけられて西地区優勝を譲ったアストロズだったが、ポストシーズンに入り、俄然本領発揮モードに入っており、早くも4年連続のリーグ優勝決定シリーズに王手をかけた。

『MLB.com』が現地6日付で掲載したこの地区シリーズ第3戦のプレビュー記事によると、「ベスト・オブ・ファイブ(3戦先勝)のポストシーズンシリーズの歴史において、2勝0敗でリードしたチームは、これまで83回中73回(88%)シリーズを制した」とのこと。

また、最後に0勝2敗から逆転でシリーズを勝ち抜けたチームは、2017年のヤンキースで、この際の相手はインディアンスであり、シリーズ開幕2連勝からシリーズを制した73チーム中、49チームが第3戦で勝利し、3連勝で次のステージへ駒を進めたとのこと。

さらに「アスレチックスは、これまでプレーオフシリーズで2連敗スタートから逆転に成功したことはない」としており、今季ア・リーグ西地区優勝チームは正に絶体絶命の状況に瀕している。

アスレチックスのボブ・メルビン監督は第2戦後、「とにかく明日勝たなければならないし、次の日のことについては、その後で考える。明日の試合に全力を尽くし、とにかく明日のことについてのみ考える」と述べた。

一戦必勝の心構えで臨むその第3戦は、23歳の左腕ヘスス・ルザルドに先発マウンドを託すこととなった。ルーキーのルザルドは、ワイルドカードシリーズ初戦こそ、ホワイトソックス相手に3回1/3を投げて3失点と、経験不足を露呈したものの、今季レギュラーシーズンでは、アストロズ戦2試合で先発し、12回2/3を投げ、1勝無敗、防御率2.84、12奪三振と良い数字を残している。

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