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中立地となるサンディエゴのペトコパークを舞台に繰り広げられるアメリカン・リーグ地区シリーズでは、ともにワイルドカードシリーズを2連勝で勝ち上がったレイズ(第1シード)とヤンキース(第5シード)が対戦することとなった。
リーグ屈指の投手力を擁するレイズは、ブルージェイズと対戦したワイルドカードシリーズでも、2試合で合計3失点と、強みであるその投手力を遺憾無く発揮して地区シリーズ進出を決めた。
一方、リーグ随一の打撃力を誇るヤンキースは、ワイルドカードシリーズでも2試合で合計22得点と打線が爆発し、2試合連続2桁得点を挙げる容赦ない攻撃力でインディアンスを撃破し、地区シリーズへと駒を進めた。
投手力のレイズと打撃力のヤンキースが激突するこのカードは、今季地区シリーズでも白眉といえる対戦であり、同じア・リーグ東地区のライバルでもあることから互いを良く知るチーム同士の短期決戦は、見応えのある好勝負が期待できそうだ。
なお、今季レギュラーシーズンでの直接対決は8勝2敗でレイズが大きく勝ち越しているが、現在のヤンキース打線の勢いを鑑みると、この成績は参考情報程度に留めておくべきだろう。
第2戦の先発が予想される田中
打撃力に目がいきがちなヤンキースだが、先発ローテンションには絶対的エースのゲリット・コールをはじめ、ポストシーズンに滅法強い田中将大など、こちらもレイズに勝るとも劣らない面々を揃えている。
なお、『MLB.com』は現地1日付で掲載したポジション別に戦力を比較したシリーズのプレビュー記事で、5日間で5試合を行う今季の日程により、コールが第5戦で先発できるかどうかが微妙なこと、そして田中が雨のクリーブランドで脆さを見せたことを危惧。
先発ローテンションはブレイク・スネル(第1戦先発)、タイラー・グラスノウ(第2戦先発)、チャーリー・モートン、ライアン・ヤーブロー、そしてジョシュ・フレンミングを擁するレイズに軍配を上げ、「コールはコールだが、選手層はレイズの方が厚い」と評した。
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