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野球 コラム 2020年9月18日

前田健太、「ツインズが必要とした全て」と現地メディアが絶賛

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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好投も勝敗つかず

ミネソタ・ツインズの前田健太は現地17日(日本時間18日)、今季6勝目を目指して先発マウンドに上がった敵地でのホワイトソックス戦で、5回5安打2失点と好投するも、勝敗はつかなかった。

8奪三振と、この日も力投した前田について、『CBSスポーツ』は同日付で電子版に掲載した速報記事で、この日の右腕について、「マエダは最初の3回を楽々と投げ抜くも、4回にソロホームランを許すと、5回にもソロ弾を浴びた」と振り返った。

そして、「勝敗はつかなかったものの、彼は輝かしいシーズンを継続させており、これまで60回2/3を投げ、防御率2.52、0.76 WHIP、71奪三振としている」と、依然としてマウンド上で高いパフォーマンスを発揮し続けている前田を称賛した。

一方、ツインズ専門情報サイト『ツインズ・デイリー』は現地16日付で「ケンタ・マエダはツインズが必要とした全て」と題した記事を掲載。その冒頭で、「所謂エースとは、自然を超越した存在であり、最も技術の卓越した打者に無表情で対戦し、最重要局面で難攻不落となる」と前置き。

その上で、「実際のところ、エースとは刹那的かつ予測不能な存在である」としつつ、「差し当たり、ツインズは彼らのエースを見つけたのであり、これは勝利に等しい味わいだ」と、シーズン前に獲得した前田が見せ続けている圧倒的な存在感に快哉を叫んだ。

記事では今季の前田による“熟練技”として(何れも現地16日現在)、「9回までノーヒットノーラン」「球団新記録の8者連続三振」「マウンド上にいる時点の勝敗はチームトップの7勝2敗で、防御率は1.43、メジャートップの0.74 WHIP」。

さらに「インディアンスとホワイトソックスに対し、4勝0敗で防御率は1.17」「bWAR(1.6)は8位、fWAR(1.3)は9位」、そして「空振り率(15.7%)はメジャー4位」という点を箇条書きで示した。

その上で、現地11日に同じディビジョンのライバルであるインディアンスを相手に前田が見せた支配的なパフォーマンスを引き合いに、「大きな場面で、マエダはさらに力を発揮する」とコメント。

「これがポストシーズンでこれまで計32回2/3を投げ、防御率を3.31としている男の系譜である」とポストシーズンへ向け、“エース”前田の重要性が更に高まることを示唆した。

次回、前田は現地23日のタイガース戦で先発予定となっている。

J SPORTS編集部

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