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7勝目をあげたダルビッシュ有
シカゴ・カブスのダルビッシュ有は現地4日(日本時間5帆)、本拠地リグレー・フィールドでのカージナルス戦に先発登板し、7回1安打1失点の快投で今季7勝目を挙げた。
マウンドへ上がる度に支配的なパフォーマンスを見せる右腕について、『MLB.com』でカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者は、同日付で「ユウがまたしても珠玉の出来で”サイ“実績を促進」と題した記事を投稿。
その冒頭で、「この短縮されたシーズンで、ユウ・ダルビッシュがナショナル・リーグのサイ・ヤング賞を獲得するという、シーズン前の大胆予測は、もう大胆なものではなくなった」とコメント。
その上で、「打席における困惑した面持ちと貧弱なスイングの全てが、ダルビッシュの支配性を明らかにしている」と、今季のダルビッシュによる圧倒的なパフォーマンスを要約した。
さらに記事では、この日のダルビッシュの投球について「ウィルソン・コントレラスによる3安打4打点に援護されたダルビッシュは、瞬く間にクルーズコントロールのモードに入り、7回にわたるショーで相手を圧倒。
ナショナル・リーグトップの防御率を1.44に下げ、同リーグ1位のWARを2.1に上昇させた」とし、「与四球ゼロ、被安打わずか1で、今季7勝目を挙げた」と振り返った。
この日、相手打線に許した唯一の安打は、6回にマット・カーペンターから浴びたソロ本塁打だったのだが、記事によると、「実のところ、ダルビッシュはこの本塁打によりリラックスできたと述べた」とのことで、本人はこのシーンについて「彼があのホームランを打ったとき、次の打者により集中できるようになったんだ」と述べたとのこと。
一方、記事によるとデビッド・ロス監督はこの日のダルビッシュについて、「私にとって傑出していたのは、初球のストライクだった。そこに彼の安定感が見て取れる」。
「彼はあれだけ多くの球種を完全にコントロールしている。私が元捕手として理解するのが難しいのは、彼があれだけ多くの球種と球速を制球できている点なんだ。あれはとても素晴らしいと思う」と述べたとのこと。
サイ・ヤング賞獲得へ期待は高まるばかりだが、この点について本人は、「前回にも言った通り、僕はまだそのことについては考えたくないんだ。それについて考え始めると、僕は失敗することになる。それ故、僕は次の投球に集中したいんだ。だから、次の試合の第1球だね」と述べたとのことで、その冷静さが何とも頼もしい限りである。
J SPORTS 編集部
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