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「2番、セカンド、羽月、背番号69」
マツダスタジアムにこの名が響くと、沢山の熱い視線と温かい拍手がバッターボックスに送られた。羽月隆太郎、プロ2年目の今シーズン。ついに一軍デビュー、緊張の表情を浮かべながらプロ野球選手として、夢のバッターボックスに入った。
(どうもゴッホです!心の声から失礼します。声に出すほどでもないこととか、ただの感情を( )の中で呟いていくスタイルです。羽月選手の活躍が嬉しすぎて、翌朝の今、タリーズコーヒーでコラムを書いています。アイスカフェラテのショートを飲んでいます、では続きをどうぞ)
8月7日、ピースナイター。
この日、一軍初昇格から、即初スタメンと嬉しいメンバー発表があった。
さて、今シーズンのカープだが、ファームで良い成績を残している選手が、一軍に呼ばれデビューを飾るシーンを度々見る。
昨年、育成から支配下登録を掴み、2年目の今年、早くも一軍に呼ばれプロ初安打を放った『大盛穂選手』。地元広島出身、広陵高校では甲子園に出場し甲子園を沸かせ、地元球団広島カープにドラフト1位で入団した『中村奨成選手』。
この2人もウエスタン・リーグの打率1位と2位の成績ですぐに一軍に呼ばれた。いや、「呼ばれた」という表現より「ファームからの力強い推薦」という言葉の方が合うのかもしれない。
今年新しくなったものは選手だけじゃない。監督、そしてコーチたちも新しい配置を任せられている。東出二軍打撃コーチ、水本二軍監督、そして佐々岡一軍監督。今シーズンはこの連携が早く、推薦され、そして信頼が強いからこそ、一軍に選手が上がれるのだろう。
7月末に東出コーチにお話を聞けた。「仲間が一軍に上がり、ファームの選手の士気が上がっている。結果を残せば上に送り込んでもらえる、次は俺の番だとみんな目つきが違うよ」と。
このときの東出コーチの表情も、気持ち嬉しそうに話してるように見えた。2020年、残りの試合であと何人の若鯉が一軍デビューを果たすのか。羽月選手の一軍でのデビュー戦は、大野練習場、そして由宇球場で「次は俺の番だ」と強い意志を抱き白球を追う選手たちに大きな刺激を与えただろう。
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