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野球 コラム 2020年7月15日

ダルビッシュ有、今季も女房役は控え捕手。正捕手も認める相性の良さ

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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昨季後半戦に、“サイヤング賞級”の圧倒的なパフォーマンスを見せたダルビッシュ有を女房役として支えたのは、カブスのレギュラー捕手であるウィルソン・コントレラスではなく、ビクター・カラティーニだった。

『MLB.com』でカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者が、現地14日付で同サイトに投稿した記事によると、今季もダルビッシュがマウンドに上がる際、マスクをかぶるのはカラティーニになる見通しとのことである。

記事では、ダルビッシュとカラティーニのコンビについて、「バックアップのビクター・カラティーニは、昨年ユウ・ダルビッシュのキャッチャーとして、驚異的なリズムを見つけ出しており、カブスはこのペアリングを崩したくないと思っている」。

「昨季、カラティーニはダルビッシュが登板した試合の大多数でボールを受けており、右腕が投げた最後の14試合は全て彼がマスクをかぶった」と、その相性の良さを振り返った。

ちなみに、ダルビッシュはその最後の14試合で88回1/3を投げて防御率2.95という成績を残し、さらにその間、124奪三振に対し、与四球をわずか7に抑えた。

なお、記事ではジョン・レスターの相棒は今季もコントレラスになるとしているが、こうしてパートナーを固定することにより、捕手が出場する試合への準備がしやすくなると、その利点を説明し、現役時代は捕手としてプレーしたデビッド・ロス監督による次のコメントを掲載した。

「ルーティンができるのは良いことなんだ。私がバックアップで、ボールを受ける専任となっていた投手がいた際、対戦しそうな打者のスカウティングをどのように行い、いつトレーニングを積んで、いつ多めに打撃練習を行い、いつ練習を軽めにするかなど、プレーする日の前後を含む1週間の予定が立てやすかったんだ。オフの日にも良い要素があったね」。

記事によると、正捕手のコントレラスもダルビッシュがカラティーニと組んだ際の素晴らしさを認めており、「俺は怒っちゃいない。俺たちはチームメイトなんだ。俺たちは本当に良い仕事がしたいし、勝つためにここにいる。それが最も重要なことさ」と述べたとのこと。

今季もダルビッシュ/カラティーニのコンビがMLBの打者たちをきりきり舞いさせることになりそうだ。

J SPORTS編集部

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