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エンゼルスの大谷翔平は、予定通り現地14日の紅白戦に登板し、先週訴えていた背中の張りによる影響を感じさせる事なく、実戦形式で60球を投げた。
『MLB.com』でエンゼルス担当のレット・ボリンガー記者は、同日付で投稿した記事の冒頭で、「火曜のサマーキャンプデビュー戦ではマウンド上で苦しんだものの、エンゼルスの二刀流スター、ショウヘイ・オオタニはエンゼルスタジアムで行われた月曜の紅白戦で、少し良くなったところを見せた」と、大谷の見せた前進を速報。
3回1/3を投げ、2安打1失点とし、投じた60球のうち26球がストライクというこの日の大谷の内容について、記事では四球の多さについて触れ、「彼がまだ制球を課題としているのは明らかであり、火曜に与四球8とした彼は、この日は4人を歩かせ、1人を死球とした」としている。
記事によると、大谷はズームにて通訳の水原氏を介し、次のように述べたとのこと。
「パフォーマンス的にも制球的にも、明らかにかなり良くなりました。サイドステップや、フィールディングもできましたね。全体的に調子は良いです。
4四球はそこまで心配していません。出した四球の多くで、僕はカウントで先行していましたが、狙い通りに投げられませんでした。変化球のメカニクスに取り組む必要があります。これからはそこにフォーカスします」。
また、記事によるとジョー・マドン監督は大谷の出来について概ね満足している様子で、次のように述べたとのことである。
「前回より少し良くなった。制球も少し良くなった。もちろん、彼には別のレベル(のプレー)がある。全体的に、私はより良いパフォーマンスだと思った。一旦、本物の試合が始まれば、我々はまた違うレベルを見ることになると思う。彼はそれだけ良い選手なんだ」。
前回の8四球にも、今回の5四死球にも全く動じないマドン監督。二刀流の完全復活を期す大谷にとって、どっしりと構えた泰然自若な指揮官の存在は頼もしい限りである。
J SPORTS 編集部
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