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カブスのダルビッシュ有はアメリカの独立記念日にあたる現地4日、本拠地リグレー・フィールドで行われた紅白戦に登板し、2回無失点と上々のパフォーマンスを披露。
『MLB.com』でカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者が現地5日付で投稿した記事によると、開幕投手の本命と目される右腕は、この紅白戦でオフシーズンに開発した新球種『スプリーム』も試したようである。
記事によると、カブスのトミー・ホットヴィ投手コーチは中断期間中もダルビッシュと連絡を取り合っていたとのこと。
記者たちとのリモート取材の場で、ダルビッシュについて、「ツイッターで彼をフォローするのは、連絡を取るのと同じくらい良いんだ。彼の新球種である“スプリーム”の最新情報だって分かるしね。
彼の取り組みは、とにかく見ていて面白い。というのも、彼はこれまで多くの選手たちが野球のボールでできなかった沢山のことができるんだ」と評価。
また、記事では新球種について、「ホットヴィによると、スプリームはツーシームとスプリットのハイブリッド球種とのことで、ダルビッシュの投稿した動画を見ると、右打者の打席の方向へ落ちている」と説明している。
そして、「この土曜にダルビッシュはリグレー・フィールドで行われた紅白戦で2回を投げたのだが、ホットヴィによると彼はブルペンでこの球種を試した後、紅白戦で何度か実戦投入した」と、いきなりキャンプ初回の登板でテストしたことを明らかにした。
ホットヴィ投手コーチは、どの打者のどの場面でこの新球種を投げたのかは特定しなかったものの、「初期段階のフィードバックは上々だった」とのことである。
これでダルビッシュの持つ球種のレパートリーは11に増えたわけだが、記事によると同コーチは右腕の卓越したスピンコントロールについて、「彼は平坦なグラウンドでも、水泳プールの中でも、マウンド上でもボールにスピンをかけられるんだ」と前置き。
その上で、「彼をあそこまで独特にしているのは、彼は対戦する打者に応じて、スライダーやカットボールの深さや落差を変えられるという事実であり、打者によって曲がりを大きくしたければ、彼はそれができるんだ」と述べている。
現時点でのダルビッシュの仕上がり具合について、同コーチは期待値を少し上回っていると述べており、球種の増加を含め、右腕の現状に手応えを感じている模様である。
J SPORTS 編集部
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