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野球界がシャットダウンを強いられた3月以降、『MLB.com』で発表されてきた各球団の担当記者が選ぶポジション別歴代ベスト5は、野手、指名打者、投手を経て、今週は監督にスポットライトが当てられている。
多くの担当記者が、これまでのようにそれぞれの球団の監督歴代ベスト5を選出しているのに対し、エンゼルス担当のレット・ボリンガー記者は“別格”としてマイク・ソーシアただ1人を選出したのは既報の通り。
同サイトでマリナーズを担当するお馴染みグレッグ・ジョンズ記者も、ボリンガー的アプローチの記事を寄稿しており、こちらはルー・ピネラ元監督を唯一無二の存在としてピックアップしている。
ピネラと言えば、ケン・グリフィーJr.、ランディ・ジョンソン、エドガー・マルティネスといった球界屈指の名選手を育てた名将。
日本の野球ファンには、大魔神こと佐々木主浩が2000年に37セーブを記録してア・リーグ新人賞を獲得し、球団がMLB記録となるシーズン116勝を挙げた2001年にイチローがア・リーグMVPと新人王をダブル受賞した際の監督として、記憶に残っていることだろう。
ピネラは監督としてマリナーズを率いた10年間の成績を840勝711敗としており、記事によると、マリナーズは創立以来43年の歴史の中でフルタイムの監督17人と臨時監督3人を起用してきた。
だが、ピネラを除くと、勝ち越している監督は2014年から15年にかけてチームを率いて163勝161敗としたロイド・マクレンドンのみとのこと。これを見ても、ピネラ元監督の手腕の凄さが見て取れる。
なお、マリナーズでピネラの840勝に次ぐ勝利数を挙げた監督は現スコット・サーバイス監督とのことで、こちらはマリナーズの監督としての通算成績を321勝327敗としている。
菊池雄星、そして平野佳寿には、是非マウンド上のパフォーマンスにより、サーバイス監督を球団史上3人目の勝ち越し監督としてもらいたいところだ。
J SPORTS 編集部
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