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『MLB.com』にて3月から始まった各球団の担当記者が選ぶ、ポジション別歴代ベスト5も野手の全ポジションと指名打者を終え、いよいよ投手部門に入り、今週は先発右腕にスポットライトが当てられた。
日本からは、2012年から17年にかけてシアトル・マリナーズに在籍した岩隈久志が堂々のランクイン。同サイトでマリナーズを担当するグレッグ・ジョンズ記者は現地25日付の記事で岩隈を球団歴代3位に選出し、その理由を次のように述べている。
3位: ヒサシ・イワクマ 2012~17年
主な実績:ヘルナンデスと並ぶキャリア防御率3.42をマーク
『日本から来た静かな右腕は、シアトル在籍期間中、ア・リーグで見落とされがちな傑出した成績を残しており、彼はヘルナンデスの陰で、150試合に出場し(うち先発は136試合)、63勝39敗、防御率3.42、17.0 bWARという実績を残した。
“ザ・ベアー”の愛称で知られるヒサシ・イワクマは、オールスター選出を果たした2013年シーズンには、先発33試合で14勝6敗、防御率2.66という成績を挙げ、その年のア・リーグ サイヤング賞の投票で3位に入った。
彼は翌14年シーズンを15勝9敗、防御率3.52とすると、16年には35歳でキャリアベストの16勝を挙げた。
17年は肩の故障により、わずか先発6試合と、短いシーズンを過ごした彼は、その翌年、日本へ帰国した。
しかし、彼はMLBでの日本人投手による勝利数で、ユウ・ダルビッシュと並ぶ歴代4位にランクインしており、彼を勝利数で上回る日本人投手はヒデオ・ノモ、ヒロキ・クロダ、そしてマサヒロ・タナカのみである。
また、彼は2015年のオリオールズ戦で、日本人投手としてはノモに続く2人目のノーヒットノーランを達成した。』
なお、ヤンキースの田中将大とレンジャーズ時代のダルビッシュ有は、何れもベスト5入りは逃すも、選外優秀選手欄に名を連ねている。
それぞれ、『タナカによる奪三振率23.1%は、1000イニング以上投げたヤンキースの右腕では歴代最高であり、四球率4.9%は同様のリストで2位にランクされている。』
『テキサス在籍当時のダルビッシュについては、もっと長い話を書くこともできるが、彼は健康なときは素晴らしい投球を見せたものの、トミー・ジョン手術により失った時間が大きな痛手となった』と評されている。
J SPORTS 編集部
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