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現地8日(日本時間9日)のオープン戦で長打を放ち、渡米後初の打点を記録するなど、レッズの秋山翔吾はシーズン開幕へ向け着々と調子を上げている模様である。
レギュラーシーズンでは、主に1番打者としての起用が予想される秋山だが、『MLB.com』は現地9日付で、秋山の出塁能力の高さに着目する記事を掲載し、監督の評価などを交え次のように伝えている。
『レッズの外野手ショウゴ・アキヤマは、若い頃にプロとして成功するにはどういうタイプの打者であるべきかに気がついた。アキヤマは単純に、どのような手段を使ってでも出塁することを模索した。
そして、近年のメジャーリーグの潮流とは逆に、アキヤマは三振やボールをインプレーに置かないことを見下してきた』。
「若かった頃、僕はイチローさんや松井(秀喜)さんのプレーを見ていましたし、子供の頃はホームランをたくさん打ちたいと思っていました」とアキヤマは通訳のルーク・シノダを介して述べた。
「でも、それは自分のスタイルではないことを知っていました。僕は焦点を自分自身に合ったプレースタイルをすることに切り替えました」。
レッズは先頭打者からの得点機増加を意図して、この1月に球団史上初の日本人選手となる秋山と、3年2100万ドルの契約を結んだ。
昨季、シンシナティの1番打者は出塁率.329、得点107で、ナ・リーグの1番打者としては8位にランクされており、ここには向上の余地があるのだ。
シンシナティは昨季、打撃、出塁率、そして得点など、攻撃全体でナ・リーグ12位にランクしており、これがフリーエージェントのマイク・ムスターカス獲得や、ニック・カステヤノスとの大型契約を結ぶ決断を後押しした。
日本の西武ライオンズでの9シーズンで、秋山は通算打率を.301とし、出塁率を.376としているほか、2015年には216安打を記録し、日本プロ野球の1シーズン最多安打記録を塗り替えた。
とりわけ、直近5シーズンの彼の出塁能力は、彼のキャリア通算成績を大きく上回っている。
2015年:675打席 出塁率.419
2016年:671打席 出塁率.385
2017年:659打席 出塁率.398
2018年:685打席 出塁率.403
2019年:678打席 出塁率.392
「カウント2ストライク後は、常に三振しないことを考えてきました」と秋山。「ボールを打とうする代わりに、とにかくストライクゾーンに入ってきたらコンタクトするようにしています」。
「カウントによって、僕は常に自分の打撃スタイルを変えています。どんな方法でもボールにコンタクトさせるのが、自分にトライできることの全てです」。
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