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現地7日(日本時間8日)にキャンプ地アリゾナで行われたダイアモンドバックス戦を終えた段階で、オープン戦通算14打数2安打と、好調とは言い難い春季キャンプを送っている大谷翔平。
今季から取り組んでいる新たな打撃フォームを含め、着実に手応えは掴んでいる模様である。
『MLB.com』でエンゼルスを担当するレット・ボリンガー記者は、同日付で投稿した速報記事で、現在の大谷の状況を本人のコメントを交え、次のように伝えている。
「エンゼルスの二刀流スター、ショウヘイ・オオタニはこの春、打席にてレッグキック(足を高く上げる打撃フォーム)を試しており、攻撃面ではスロースタートを強いられているが、全てはタイミングを掴む上でのプロセスの一部であると述べた。
テンピ・ディアボロ・スタジアムで行われたダイアモンドバックス戦で2打数1安打1四球1三振としたオオタニは、これまで指名打者として18回打席に入り、打率.143(14打数2安打)、9三振としている。
彼は毎打席レッグキックを行っているわけではなく、レギュラーシーズンでどの打撃フォームを採用するか決めるため、色々と研究している」。
「わずかながら前進しています」と、大谷は通訳の水原一平を介して述べた。「ただ、打席で加重しているときの感覚はかなり良くなっています。上手く行くようになります。
もちろん、安打や本塁打をもっと打っている方が良かったですが、今は打席では感覚を確かめ、ボールを見るようにしています。
ラッキーな安打はない方が良いですね。それはシーズンにとっておきたいです。良い結果を残せなくとも、打席で良い感覚を得たいですね。自分はそれを求めています」。
大谷は日本ではレッグキックを使っており、2018年のスプリング・トレーニングでも使っていたが、ルーキーシーズンの開幕直前にこれを打っ棄った。
彼はレッグキックなしでメジャーにて瞬く間に成功し、過去2年は210試合の出場で.286/.351/.532の打撃成績を残し、40本塁打、41二塁打、123打点、22盗塁を記録している。
しかし、彼は昨季後半にパワー減退に見舞われ、出場した最後の53試合はわずか4本塁打に留まった。故に、大谷はさらにパワーをつけ、18年には平均12.3度としながらも、19年は6.8度に落ちた打ち出し角の向上を目標に定めたのである。
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