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野球 コラム 2020年2月7日

【楽天好き】ノッカーは三木監督、鈴木大地とルーキー黒川史陽が特守

野球好きコラム by 松山 ようこ
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写真:疲れた様子を見せない涌井.

監督の愛のノックは、1時間みっちり行われた。さすがの鈴木も「思った以上に…フフッ…キツかった」と笑いがこぼれたほどだったが、後半30分は、黒川のほうがバテ気味で、バランスを崩すようになっていた。

この特守のノックは、鈴木がリクエストして実現したもの。鈴木は練習後、「監督はノックがうまい。黒川は自分の18のときとは比べられないほどいい選手」と嬉しそうに語った。

ノックの後、「僕もけっこう疲れた」と笑みをこぼした指揮官は、「黒川は元気だし必死に受けていた。大地は、次はこう受けようかとか、イメージしながら受けていたのが見てわかった。ノックはいろんなことがわかるからね」と納得の表情だった。

今年のキャンプについて、「例年以上の活気を感じる」と語る球団関係者も少なくない。

新戦力が加わって、一気に選手層が厚くなった感もある。それでいて、見られる光景はあまり変わらないようでもある。

毎年こうして新しい選手が加わり、競争が表面化しながらも、選手たちは「チームが強くなるための新戦力」「新しい仲間」と、誰もが歓迎するのだ。

写真:涼しい顔でサトウキビ畑の坂道ダッシュをこなす岸孝之

昨年に移籍した浅村栄斗も、今ではすっかりチームの先輩格として馴染み、率先して声を張り上げて練習に臨んでいるのは、象徴的だ。

経験のある選手が、新しい選手たちに積極的に話しかけ、練習でも声を張る。先輩勢があまりに出来すぎるからか、6日の全体練習では、指揮官から「29歳以上は声を出さない指令」が下り、若手の気概が試された。

コンディショニングの担当トレーナーに話を聞いても、特別に新しく取り入れたものはないとのことだが、数々のメニューをベテランや新戦力がそつなくこなしている姿は、いつ見ても新鮮で印象深い。

楽天キャンプ名物のサトウキビ畑でのダッシュ練習では、岸孝之が涼しい顔で本数をこなしていたり、涌井秀章が「練習足んなくない?」と隣で息があがっている若手に、さりげなく喝を入れたり。

牧田和久が昼食も食べられなくなるほど、全体練習から自身を追い込みつつ、そんな様子は微塵も見せなかったりと、言葉や背中で後輩たちを引っ張っている。

文/写真:松山ようこ

松山ようこ

松山 ようこ

フリーランス翻訳者・ライター。スポーツやエンターテイメント関連コンテンツの字幕翻訳をはじめ、Webコンテンツ、関連ニュース、企業資料などの翻訳や制作を請け負う。J SPORTSでは、主にMLBや侍ジャパンのほか、2015シーズンより楽天イーグルスを取材し、コラムやインタビュー記事を担当。野球の他にも、幅広くスポーツ選手はじめ著名人を取材。Twitter @yokobooboo

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