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『MLB.com』が現地2日付で掲載した記事の中で、大谷翔平の所属するロサンゼルス・エンゼルスを昨年比で今季最も勝ち星を増やす球団にピックアップした。
この「今季大きな飛躍が予想される4チーム」と題された記事では、エンゼルスに加え、パドレス、ホワイトソックス、そしてブルージェイズが大幅に勝利数を伸ばすと予想され、その中でエンゼルスは、最多の前年比プラス19勝(シーズン91勝)と予想されている。
以下、エンゼルスに対する評価の部分の抜粋である。
「2020年のエンゼルスは間違いなく良くなり、また、ジョー・マドンのインパクトはWAR(選手の貢献度を表す指標)予測では計り知れないものである。とは言え、彼らが本当にここまで良くなるかは分からないところがある。
これはWARが8.9と、同一ポイジションで2位につける選手(ムーキー・ベッツの6.3)に、2勝以上の差を付けるマイク・トラウトにより大幅に左右されることになる。
これに新加入のアンソニー・レンドンのWAR予測5.7が加わるわけだが、エンゼルスの立ち位置は2選手の出来にかなりの影響を受けることになる。
エンゼルスは先発ローテーションのWARとブルペンのWARで、30球団中23位にランクされている。彼らのオフシーズンは、長い投球回数の集積を目論んだフリオ・テヘランとディラン・バンディの獲得を中心に展開した。
このチームが本当に91勝するには、先発ローテーションの本当の意味での進化が必要であり、更にショウヘイ・オオタニが問題なく週1回の先発をこなし、アンドリュー・ヒーニーとグリフィン・カニングの進歩が必須となる」。
なお、この記事では見逃せない球団の一つとしてレッズを挙げており、次のように評した上で、今季はプラス5勝するであろうと予想している。
「ニック・カステヤノス、マイク・ムスターカス、ショウゴ・アキヤマ、そしてウェイド・マイリーを加えたレッズは、特に昨年の得失点差(-10)が75勝のチームではなく、80勝してもおかしくないチームであることを示唆しているだけに、プラス5勝をはるかに上回る飛躍を期待していることだろう。
なかでも日本から来たアキヤマは重要なカードである。その上、2020年はカブス、ブリュワーズ、そしてナリーグ中地区の前年王者であるカーディナルスが軒並み勝利数を減らすと予想されているため、この上向きの変化は軽んずることができない」。
J SPORTS 編集部
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