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野球 コラム 2020年1月26日

ボンズ、クレメンス、シリング・・・殿堂入り落選者のそれぞれ

MLB nation by 豊浦 彰太郎
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スコット・ローレン 3年目 35.3%(前年17.2%)

強打とゴールドグラブ8度受賞の守備、アグレッシブな走塁で知られた三塁手だった。ただし、タイトルの獲得はなく、従来の殿堂入りのひとつの基準でった3000本安打や500本塁打にも遠く及ばない(2077安打&316本塁打)。しかし、ある意味そんな地味な存在のローレンが今回躍進したのも、セイバーメトリクスの浸透による選手の評価基準変化の賜物だろう。通算WAR70.2は、歴代の殿堂入り三塁手に比べても遜色ない。将来選出される可能性はそれなりに高い。


マニー・ラミレス 4年目 28.2%(前年22.8%)

晩年は台湾や日本の独立リーグでもプレーした気ままなマニー。打撃では素晴らしい成績を残したが、薬物検査陽性反応で2度処分を受けている。ボンズが殿堂入りしないうちは難しいだろう。打撃成績はあちらはさらに上。ボンズはオールラウンドプレーヤーでもあったが、こっちは守備はまるでダメ。しかも、薬物使用に関しては、ボンズはあくまでグレイだが、マニーは完全にクロなのだから。


トッド・ヘルトン 2年目 29.2%(前年16.5%)

その全盛期の打棒には凄まじいものがあり今回はそれなりに票を伸ばしたが、彼には2つの難しい問題が付いて回る。ひとつは、「打者のディスニーランド」であるデンバーを本拠地としていたことだが、これは元同僚のウォーカー選出がプラス要因となるかもしれない。もうひとつは、薬物使用のウワサ。証拠はないが、これが取り沙汰されてからめっきりパワーに陰りが見えたのも事実。

豊浦彰太郎

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豊浦 彰太郎

1963年福岡県生まれ。会社員兼MLBライター。物心ついたときからの野球ファンで、初めて生で観戦したのは小学校1年生の時。巨人対西鉄のオープン戦で憧れの王貞治さんのホームランを観てゲーム終了後にサインを貰うという幸運を手にし、生涯の野球への愛を摺りこまれた。1971年のオリオールズ来日以来のメジャーリーグファンでもあり、2003年から6年間は、スカパー!MLBライブでコメンテーターも務めた。MLB専門誌の「SLUGGER」に寄稿中。有料メルマガ『Smoke’m Inside(内角球でケムに巻いてやれ!)』も配信中。Facebook:[email protected]

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