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野球 コラム 2019年12月24日

イチロー、サバシア、マッキャン・・・「MLB 2019年の引退」

MLB nation by 豊浦 彰太郎
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ブライアン・マッキャン(ブレーブス)捕手

重労働のポジションながら、15年のキャリアで20本塁打以上10度で球宴選出も7度を誇る。アトランタ出身で20歳でデビューしたブレーブスで9年間を過ごした。その後ヤンキースで3年、アストロズでの2年を経て今季は古巣に復帰。クラブハウスリーダーとして若いチームを牽引した。地区シリーズにも全5試合にスタメン出場し、敗退決定後に引退を表明した。まだ35歳だが、捕手としての「15年は長かった」。


デビッド・フリース(ドジャース)三塁手 / 一塁手

11年のメジャー生活で通算打率.277、113本塁打は傑出したものではないが、ポストシーズンヒーローとしてその名は語り継がれるだろう。カージナルス所属の2011年はリーグ優勝決定シリーズと、球史に残る名勝負と評されるレンジャーズとのワールドシリーズの両方でMVPに輝いた。今季も対左投手要員として限られた機会ながら打率.315&OPS1.002と存在感を示した。本人は昨年のワールドシリーズでレッドソックスに敗れた後に引退の意向だったが、チームの要請で現役を1年延長した。


イアン・キンズラー(パドレス)二塁手

12月20日に引退を表明した。通算1999安打での引退は、19世紀末から20世紀初頭に活躍したジミー・コリンズ(1945年殿堂入り)以来だった。30本塁打&30盗塁を2度達成(2009&11年)などレンジャーズで7年活躍した後、2013年オフにタイガースにトレードされたが、その際「レンジャーズは0勝162敗になって欲しい」と呪いの言葉を発し避難を浴びた。日本のファンには、大谷翔平初本塁打の際の「サイレント・トリートメント」で名を売った?8月には初めてマウンドにも上がった。


ブルース・ボウチー(ジャイアンツ)監督

2010年、12年、14年と3度の世界一。通算2003勝は歴代11位(ただし2029敗と負け越し)。実績は監督としての殿堂入り資格をクリアしている。今季限りの勇退を開幕前から表明。チームは春先から低迷し夏のトレード戦線でチームは解体を懸念されたが、なぜかその時期に一時的に快進撃。閉幕まで主力が残ったのはせめてものはなむけだった。年代的に、最先端データよりも人心掌握や勝負のあやを重視するオールドスクールタイプ。筆者が8月にオラクル・パークで観戦したゲームでは、イニング間にボウチーにスマホを操作に挑戦させ困惑させるといういじわるな?映像が流れた。顔つきは好々爺だが、190センチを超える大男で近くで見ると圧倒される。

文:豊浦彰太郎

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豊浦 彰太郎

1963年福岡県生まれ。会社員兼MLBライター。物心ついたときからの野球ファンで、初めて生で観戦したのは小学校1年生の時。巨人対西鉄のオープン戦で憧れの王貞治さんのホームランを観てゲーム終了後にサインを貰うという幸運を手にし、生涯の野球への愛を摺りこまれた。1971年のオリオールズ来日以来のメジャーリーグファンでもあり、2003年から6年間は、スカパー!MLBライブでコメンテーターも務めた。MLB専門誌の「SLUGGER」に寄稿中。有料メルマガ『Smoke’m Inside(内角球でケムに巻いてやれ!)』も配信中。Facebook:[email protected]

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