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野球 コラム 2019年11月28日

ルース、ロビンソンに並ぶ「MLBを変えた男」ミラー元組合専務理事、殿堂入りなるか?

MLB nation by 豊浦 彰太郎
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前回は、全米野球記者協会(BBWAA)経由での野球殿堂入り最有力候補者のデレク・ジーターと、彼の満票選出の可能性について述べた。今回は、もうひとつのルートである時代委員会(Eras Committees)による選出と、その候補者の1人であるマービン・ミラーについて解説したい。


選手以外もカバーする時代委員会

BBWAAが元選手のみを対象にしているのに対し、時代委員会はBBWAAでの資格を失った選手に加え、監督、審判員、経営者などの選手以外もカバーしている。

この委員会は、長い歴史を4つのカテゴリーに分け、均等ではないサイクルで毎年ひとつまたはふたつのカテゴリーを取り上げ選出している。19世紀から1949年までが「Early Baseball」で、以下「Golden Days」(1950〜69年)、「Modern Baseball」(1970~88年)、「Today's Game」(1988年以降)で、今回は「Modern Baseball 」だ。

そのプロセスはこうだ。まず、BBWAAにより指名されたスクリーニング委員が10名の候補者をノミネートする。しかし、彼らは候補者選びだけで、投票は野球殿堂博物館により指名される16名の時代委員会メンバー(毎年異なる)が担当する。投票は最大4名連記制で10名連記のBBWAAとは異なるが、殿堂入りに必要な得票率は同じ75%だ。

ここでのポイントは、投票者が16人と少ないこと(BBWAA選出では400人超だ)。これは、有識者による選出という形式を採っているためだが、この人数だと事前に候補者がロビー活動を行うことも可能だ。したがって、投票権を持つ時代委員会メンバーがだれなのかは結果発表の数日前まで明らかにされない。

今回は現地時間11月4日に候補者が発表され、投票と結果発表は12月8日の予定だ。選出された者は、7月26日にニューヨーク州クーパーズタウンで開催される殿堂入り記念式典に臨む。

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