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前日に続くリターンマッチだが、試合の重みは全く違う。11月17日(日)のWBSCプレミア12決勝は日本と韓国のライバル対決となった。
侍ジャパンの先発はセ・リーグの最多勝右腕・山口俊。韓国は2019年のKBOで16勝8敗、防御率2.29と好投している左腕ヤン・ヒョンジョンが満を持して登板した。
◆試合結果
韓国|3 0 0 0 0 0 0 0 0|3
日本|1 3 0 0 0 0 1 0 X|5
◆侍ジャパンスタメン
1番(一)山田哲人(ヤクルト)
2番(遊)坂本勇人(巨人)
3番(中)丸 佳浩(巨人)
4番(右)鈴木誠也(広島)
5番(指)浅村栄斗(楽天)
6番(三)外崎修汰(西武)
7番(左)近藤健介(日本ハム)
8番(捕)會澤 翼(広島)
9番(二)菊池涼介(広島)
(投)山口 俊(巨人)
最高の雰囲気に包まれていた東京ドームだが、1回表の守備は日本にとって最悪に近いものだった。
先発・山口俊は韓国の先頭打者を塁に出すと、2番キム・ハソンにレフトへ2ラン本塁打を打ち込まれる。さらに二死無走者から5番・キム・ヒョンスに右中間へソロ本塁打を許し、侍ジャパンはいきなり3点のビハインドを背負った。
山口俊は初回で降板。ただし侍ジャパンは高橋礼、田口麗斗、中川皓太と若手が短いイニングを無失点でつなぎ、試合の流れを引き戻す投球を見せた。
韓国の先発ヤン・ヒョンジョンは常時で140キロ台中盤を計測する速球を持ち、130キロ前後のチェンジアップが素晴らしい好投手だった。しかし、日本打線は「KBO最強左腕」をしっかり攻略する。
侍ジャパンは1回裏、4番・鈴木誠也が二死1塁から左越えのタイムリー2塁打を放ち、まず1点。
2回裏は二死無走者から8番・會澤翼が四球を選び、9番・菊池涼介はショート前の内野安打で続く。1番・山田哲人は8球目まで粘った末、レフトにライナーで打ち込む3ラン本塁打。侍ジャパンは4-3と試合をひっくり返した。
試合は緊迫した展開で中盤を迎える。
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