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WBSCプレミア12を戦っている侍ジャパンは、12日のアメリカ戦で今大会初の敗戦を喫した。
これで、スーパーラウンドに持ち越されたオープニングラウンドのチャイニーズ・タイペイ戦も含めた通算成績は2勝1敗となっている。
13日の対戦相手は、通算3勝0敗で首位に立つメキシコ。オープニングラウンドでは2013年のWBC王者ドミニカ、2017年のWBC王者アメリカも倒している。
長打力があり、スーパーラウンドの2試合は無失点勝利と投打が噛み合った戦いを見せていた。
6チーム中2位以上という決勝進出の条件を考えれば「メキシコから勝ちを奪う」ことも重要になる。この試合は優勝に向けた大切な関門だった。
◆侍ジャパンスタメン
1番(一)山田哲人(ヤクルト)
2番(遊)坂本勇人(巨人)
3番(指)浅村栄斗(楽天)
4番(右)鈴木誠也(広島)
5番(二)外崎修汰(西武)
6番(左)近藤健介(日本ハム)
7番(三)松田宣浩(ソフトバンク)
8番(捕)會澤 翼(広島)
9番(中)丸 佳浩(巨人)
(投)今永昇太(DeNA)
侍ジャパンは打線を大きく組み替えた。アメリカ戦で1番を打っていた丸佳浩を9番に下げ、今大会はまだ波に乗れていない山田哲人を1番、坂本勇人を2番で起用。
好調の浅村栄斗、外崎修汰をクリーンアップに配置するなど、稲葉篤紀監督は大胆な采配を見せた。
また、右打者を7名並べ、メキシコの先発で左腕のホラシオ・ラミレスを想定した打順を組んでいた。
その侍ジャパン打線が初回からいきなり火を吹く。2番・坂本勇人が一死からレフト前安打で出塁すると、カウント2-2から二盗成功。4番・鈴木誠也が二死2塁からセンター前タイムリー安打を放ち、先制点を挙げる。
さらに5番・外崎修汰がライト前安打で続き、6番・近藤健介もセンター前タイムリー安打。侍ジャパンは初回に4安打を集中させ、2点を奪った。
2回にも一死1・2塁として先発ラミレスを降板させると、2番手フェリペ・ゴンザレスから2番・坂本勇人がレフトにタイムリー安打。侍ジャパンは開始早々から3点のリードを確保する。
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